69話 ページ11
女性の従業員からもらった置き手紙には、ベランダの凶器の存在と、この待ち合わせの件が書いてあった。
今日1日、たくさんのことがあって、ひとつ気づいたのは、私の居場所のような気がする。
蘭達3人の中の暖かさ、
キッドのマジックのバラの意味、
ママの好きな歌を歌える喜び、
新一達と真実に近づける快感。
これに応えるために、私はまたひとつ発見するのかも……?
期待と不安と、そして安心と、
私は待ち合わせのドアの前に立った。
・
・
《秀一side》
ーーー
俺たちはまだまだ消えない謎の解明だな!
ーーー
目の前で、事件の解決に熱心になっている高校生4人を、俺は黙って見つめていた。
A、工藤君、服部君、そして白馬君。
戸籍上でしか家族でない妹・Aも、味方という大きな存在に気づいたようだ………
だが、
そろそろだ。
その、"消えない謎"という大きな壁にぶち当たるのは。
FBIとして、これまで数々の事件を彼らと共に解いた者として、
それを何も助言せずに見守るのはいいのだろうか?
pppppp!!!
ジェイムズ捜査官からの電話が鳴る。
秀一「はい」
ジェイムズ「この間の件だが、再捜査の結果でも、あの空き家のどこからも指紋の検出は認められなかったそうだ。
あろうことか、髪の毛一本すらない…」
秀一「そうですか……」
Aを11年間も生かせている、という違和感に、実際FBIですら正体を明かすという功績をうつせていない。
再調査を依頼しても、結果は電話の通りだった。
デビル・アーミーの目的は何なんだ?
浮かび上がる疑問に太刀打ちできない自分に少なからず腹が立つ……
ゆっくり立ち上がり、窓の外を眺めた。
Aを巻き込んだ事件は、絶対に終わっちゃいない。
そして、また始まるかもしれない…
護身用としてAに持たせた銃が、さっきまで入っていたトランクの隙間が、不吉な予感を何よりも物語っていた。
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ことこん(プロフ) - 清掃員=神木で、世にも奇妙な物語を思い出したのうちだけかな?w (2015年4月20日 22時) (レス) id: 9b583ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
髻 - まりぃさん» 気長に待ってます!推敲頑張ってください(・∀・*)ノシ (2015年3月27日 23時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - まりぃです。なんかオリキャラぶっこんだり、更新全然してなかったり、ごめんなさい…(>人<;) 今、クライマックスに向けてのラストスパートであらすじを練っている最中です。みなさんのコメントを励みに頑張りますので、お付き合い願います!! (2015年3月25日 22時) (レス) id: dfef5f9acf (このIDを非表示/違反報告)
髻 - とっても面白いです…!!早く続きがみたいっす^^ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
nerei - 最近キッドにハマり、二時間ほどで此処まで読みました!!続き楽しみにしています♪ (2015年3月15日 1時) (レス) id: 236bba5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2014年9月9日 22時