【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。2

第65話 甘いキス ページ24

「ほ、ほんとか！？」

『嘘なんてつかないですよ、
こちらこそ、よろしくお願いします。』





泣きながらえへへと笑う
すると、竈門さんは私の頬に手を添えた
親指できゅっと涙を拭ってくれる



そこからは、2人とも何も喋らなかった






竈門さんに触れてもらっている所が心地良い
頬に手を添えられたまま、竈門さんの顔が近づく


ずっと見つめていると胸がギュンギュンして苦しかったから目を閉じる







「好きだよ、A。」





耳元で囁かれる
それとともに竈門さんの熱い吐息が耳にかかる
竈門さん、色気やばい。目を開けたら多分私石になる。








『…っ///

私も、大好きです。竈門さん。』









───────ﾁｭ







唇に柔らかい感触を感じた
目をそっと開けると、耳を優しく触られて、擽ったくて気持ちいい感覚に『ひゃっ』と声を上げてしまう





「また、明日な。」





優しく笑いかけながら言ってくれる
友達としての笑顔ではなく、彼氏としての甘い笑顔。

こんな目を向けられるのは私だけなんだということを実感させられる






『はいっ』





幸せに頭がぽうっとしながら私は自分の部屋へと帰った

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