【鬼滅の刃】新しい隣人は、私の推しでした。2

第57話 もう、疲れたんだ。 ページ16

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俺は今、本当に、いっぱいいっぱいだった。





出来心でエゴサしてしまったのが良くなかった
あれほど「するな」と言われていたのに。





最初の方は俺の事を応援してくれている人のメッセージが沢山あって嬉しかった

でも、読み進めていくと、心無い言葉もたくさん投げかけられていて。







俺は頑張ってる。

ファンのみんなのために、ずっと一緒にやってきた善逸と伊之助のために、マネージャーをしてくれている宇髄さんのために


でも、俺の気持ちが届かない人もいるんだ。






どれだけ眠たくても、休みたくても、辛くても、いつも笑顔で頑張ってきた。


でも、ちょっと疲れてしまったようで。




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宇「おい何やってんだよ！一体どうしたんだ？」

「すみません…」






「うーん、イマイチ感情がのってないね。もう一度撮ろう」

「すみません…」







「炭治郎！歌詞間違ってたぞ！？生放送なのにどうしちゃったんだよ！」

「ごめん」


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1度心が綻べば、そこからどんどんほつれていって。





溢れそうになる気持ちを抑えても抑えても辛さは増すばかりで。

誰かに縋りたい。助けてもらいたい。



でも、誰にも迷惑はかけられない。








俺は、いつも笑顔で優しくて、頼りがいのあるkamabokoのリーダーの「炭治郎」だから。









誰か。









誰でもいいから。









──────誰か、救けて。



そんな声も、口の中で儚く溶け去っていった

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