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t｢ニカ、どしたの｣
2｢…いや、A探してた｣
｢そなの？
ってか、よくここって分かったね｣
この階なんて使う人少ないのに。
エレベーターから降りながら
俯きがちに彼が言うには、
2｢仕事…一段落ついたっぽかったから。
A一段落着いたらトイレ行くのルーティンだし、だから｣
と。。
｢…よくお分かりのようで。｣
もはや私の行動パターンを
全て知り尽くしてんじゃないか、って疑いが
出るほど、彼は私の行動を分かってる。
この前は確か、
“Aこれからメシ作るでしょ、行く”
なんて電話がかかってきた。
私の言葉に軽く口角を上げて、ドヤってるコイツに若干睨みをきかせてると
t｢ちょっと待って、
Aトイレ行きたかったの？言ってよ｣
一連の会話で、私がどこに向かっているか
ようやく気付いたらしく、焦りながら
ごめん、全然気付いてなかったわ、って言ってくれてる裕ちゃん。
｢だって、ずっと話しながらだったし。
いつ言おうかめっちゃ迷ってた｣
t｢あぶなー、もうちょいでトイレについていく
ストーカーちゃんになるとこだったわ。｣
｢確かに、トイレまで着いてきたら、
さすがに110番しようかと思ってた｣
t｢あらら、だから片方の手はポケットの中だったんだ｣
｢そう。いつでも電話かけれるように｣
t｢こわー、逮捕勘弁ー。｣
2｢でもさ、Aだったらセーフなんじゃない？｣
｢え？｣
t｢ほんと、やっぱり？｣
2｢うん、Aだし｣
t｢ね、Aだもんね
良かったー、セーフだー｣
｢え、何。どの法律に当てはめてんの？｣
私をおいてけぼりにして、2人でくすくすしてるカオスな空間。
今、どっかツボるとこあった？
って聞いても、華麗に無視してまだ笑ってる。
t｢んはは、 …あ、｣
やっと笑うのをやめたのかと思ったら
t｢やっばい、マネジャーに書類提出すんの忘れてた｣
やばいやばいやばいやばい、と次は暴れだして。
暴れだしたかと思ったら、
ばいちゃ！
次は一瞬にして走り去っていってしまった。
唖然とした空気の中、多分
先に笑い始めたのはニカちゃんだったと思う。
ひでー、なんて言いながら笑ってるニカちゃんを横で見てると
裕ちゃんの消えた方向を向いて、気がついたら
私も、つられて自然と笑っていた。
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れんり。(プロフ) - nikaさん» コメントありがとうございます。是非今後の展開にご期待ください！ (2019年9月1日 21時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
nika(プロフ) - ニカ担なので今後の展開にドキドキしてます!! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 56b2cdb893 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか？ (2019年8月7日 21時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
れんり。(プロフ) - 藤ヶ谷香穂さん» ありがとうございます！すごく嬉しいです (2019年8月4日 0時) (レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷香穂 - 続きが出るの楽しみにしてます！！ (2019年7月31日 4時) (レス) id: b5becbd2a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2019年6月7日 23時
