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第3話 ページ8

次の日の朝

今日もあの幸福な時間を楽しみにしていると…


ガラガラガラー


突然扉が開いた

ビックリして直ぐに扉の方を見るとそこに立っていた
のは先生だった


また寝ていないのだろうか…

隈が凄い…


A「…せんせ…?大丈夫ですか…?」

るぅと「…あのね…Aちゃん…
  落ち着いて聞いてね…」


ゴクリ…

嫌な予感がしたのだ


るぅと「あのね……」


その後に聞いた言葉は衝撃的過ぎて直ぐには飲み込め
なかった


A「え…今、なんて…」

るぅと「だから…!Aちゃんの病気が治せる
  手術が新しく出来たんだって‼
  よかったね!これでやっと退院できるよ!」


なんで…そんな事言うの…?

どーしてそんなに、嬉しそうなの…?


A「…ご、ごめんなさい…私、手術はしない」

るぅと「…え?何言ってるのAちゃん!
  これでやっと、退院出来るんだよ⁉」


先生に腕を掴んで揺さぶられる

イラッときて私は思わず腕を振り払った


るぅと「…A…ちゃん…?」

A「…っ先生は私に早く退院して欲しい訳…?
  早くここから、居なくなって欲しい訳…⁉」


先生がそんな事思ってるはずないのに…

感情が爆発してしまい

病院と言う事も忘れて声を荒げてしまった


るぅと「そ、そんな…居なくなって欲しいなんて
  これっぽっちも思ってないよ‼
  っでも、Aちゃん、小さい頃から
  ずっと病院に居るんでしょ…?
  病院が嫌いだって言ってたから…それにっ」

A「そんな気遣い…いらない…
  いいの…っ私は先生が居る病院は大好き
  だから…、っだから最期までずっと一緒に
  居られるなら手術なんてしなくても、
  病気が治らなくてもいいのっ!!」


私は先生を押し退けて、病室から飛び出した

もう、とにかく悲しくて…

泣きながら我武者羅に走った


私だけが浮かれてたんだ…

先生の中に私なんて必要とされてなかったんだ…っ

先生…

わかってよ…

私は貴方が好きだから…っ

大好きだから……っ…!



バタッ…



視界が一気にグラついて気がついたら倒れていた


看護師「…!どーしましたっ⁉大丈夫ですか⁉
  だいじょーぶですか………」



近くにいた看護師さんが私の異変に気がつき
声をかけた処で私の意識は遠のいでしまった。。。

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設定タグ:短編集 , すとぷり   
作品ジャンル:恋愛
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Ayuna(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟえへへ、そう言って貰えて嬉しいです(照)また素敵な設定が思いついたら桃くんオチで書かせていただきますねっ! (2022年7月6日 14時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - でも順番的に黄くん、赤くんかな…?それでも嬉しいです! (2022年6月1日 21時) (レス) id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 桃くん推しのネコ日和。です!いやあ、双子関係とか罪っすよ…。大好きな小説です!もしよければ…桃くんのお話をまた書いて頂きたい!!! (2022年6月1日 21時) (レス) @page43 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者50人突破ありがとうございますっっ!! (2022年5月31日 0時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayuna(プロフ) - お気に入り登録者数40人突破.ᐟ.ᐟ.ᐟありがとうございます~⸜🙌🏻⸝✨ (2022年5月13日 23時) (レス) id: dc1d5bd2d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ayuna | 作成日時:2021年7月7日 19時

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