【呪術廻戦】メンヘラ短編集

【五条悟】 ページ8

暑くなってきて高専の制服も衣替えをする時期
蝉の鳴き声がどんどん強くなるこの頃


長期任務で東北に来ていた
流石東北と言ったところだろうか、東京に比べてとても涼しい

呪具を探さねばならないのに携帯の通知がなり始めた


五条ねぇAいまどこ?
五条もう着いた?忙しい?
五条返事出来たらして
五条もう5分経ったよ?
五条面倒でごめんね、捨てないで
Aごめんね?今任務で返信が遅れることがあるの、早めに帰れるようにするから待っててね、喜久福買って帰るよ

きっと今起きたんだろう
寝起き1番に連絡をするのが彼の癖
私が居なくてもちゃんと動けるだろうか？

休日に1人だと無欲になってしまう彼は
きっと俗に言う【メンヘラ】の類だろう


5分連絡が帰ってこないと泣きそうになってしまう

いつもは生徒の前でおちゃらけているけれど
2人っきりの時は甘えんぼの彼


私と接するときだけ、メンタルが崩れてしまうあの人
普通ならば面倒と思うだろうが


そんなところも可愛いと思ってしまうのは惚れた弱みだろうか

きっと今頃時計とにらめっこして自分が壊れたとか時計が壊れたとかを、また考えているんだろう


だから、早く帰らなきゃ

あの人が泣いてしまう前に


帰ったら何をしよう？




Fin【五条悟】(夢主目線)

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