あぁ・・これが恋か。【花巻貴大】 (ページ9)

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Story８ページ9

花巻「何？及川がどーした？」

貴方『うわっ。びっくりした。花君か。』

美咲「おー。花巻もクラス一緒かー。よろしくー。」

花巻「おう。よろしく。」

美咲「てか何？まだ花君って呼んでんの？

　ウケるんだけどｗ」

花巻「俺も。それ言おうとしてた。

　花君とかｗキャラじゃねーだろ。

　あそっか。赤ちゃんだもんな、お前ｗ」

貴方『赤ちゃんじゃないわ。

　最初の呼び方で慣れちゃったんだよ。』

花巻「んで？及川がどうした。」

貴方『え、スルー？』

美咲「及川がAに教室で突然告ってフられたやつ。

　そんでAが男子が好きじゃないっていう。」

花巻「なるほど。じゃあ俺は話してもらえるから

　男子じゃねーのか。」

美咲「そーなんじゃない？」

花巻「いや否定しろよ」

貴方『いや、かまって？』

　「「え、いつからいたの？」」

貴方『最初からだよ。2人とも。』

花巻「とにかく、くらちゃんは

　俺を貴大と呼べってことだよ。」

美咲「そんであたしに

　ミカンジュースをおごるってこと。」

花巻「もう鐘なるから戻るわー。」

美咲「おつかれー。あたしも戻るね。」

貴方『わっ。ちょ。逃げないでー？！』

　・・・いろいろひどいな。

　及川君のこと聞いてきたのに

　及川君の話にならないのが流石。

　

　みんなが戻って静かになると

　2人と早く話したいな、なんて考えてしまう。

　―――――― 次の休み時間が待ちどおしい。

　

　
　
　

　・・・・その頃
　

　「安藤。よかったな。Aと話せるなんて。

　ちょーかわいいもんな。あいつ。」

安藤「ああ。でもあの花巻？ってやつが邪魔だな。

　後で仕掛けるぞ。」

　「おう。」

　そんな会話が行われていたのは誰も知らない。