風呂2 ページ4
〜Aside〜
真っ裸になった５匹…いや５人を風呂場へ入れる。
裸になると５人の体系がはっきりわかるが、智と雅紀と和也は、他の2人よりも痩せていて
その上智と和は小柄だった。
翔と潤は他の3人よりもしっかりとしてそうな体系だ。とはいえまぁ細い。
筋肉がついているから動くことはしてたんだろう。
体系は何にせよ、見つけた時
智と翔が3人を守るようにしていたことから、この2人が兄で他の3人が弟なのだろうか。
風呂場に入ると、さっそく翔が浴槽に興味を持ち、手をかけてお湯を覗いている。
潤もそれに続く。
シャワーが二個ついていて、よかったなと思う。
一人ずつだと大変だ。
「和、おいで」
と言いながら手をひいてシャワーの前に座らせる。
シャワーを出すと一瞬ビクッとなったが、全身をぬらしてから頭を洗いはじめると、
落ちた泡をつっついたり潰したりして遊びはじめた。
「和じっとして」
遠くに落ちた泡に手を伸ばすものだから、動いてしまって洗いづらい。
体はスポンジで洗ってあげるが、スポンジは泡がよく立つため、今度は隣にいた智と遊びはじめてしまった。
そのせいで泡だらけになった智もどうせなので一緒に洗ってしまう。
スッキリした智と和の手をとって湯船に入れてあげると、淵に顔をおいて並んでおっとりしてる。
そんな二人に悲劇が起きた。
バシャバシャッ！ザブーン！
「こら！雅紀おいで。二人と一緒に大人しくしてなさい。」
先に入っていた雅紀が湯船で暴れ回っていて、智と和はお湯を頭から被った。
本当に騒がしい子…
〜松岡side〜
Aが和也を洗っているとき、俺は雅紀を洗ってあげていた。
まったく、こいつは大人しくできないのか。
洗ってる最中キョロキョロと辺りを見回したり、信じられないことにここでも寝っころがりそうな勢いだから大変だ。
頭を洗うためシャンプーを出した俺をを雅紀はじっと見ていた。
とても気になったのだろう。手を伸ばしたと思ったら
シャンプー、リンス、ボディソープ…順番に出してしまった。
「あ〜ぁ〜…。やめてくれよぉ…。
雅紀、これは、出したらダメなの。もったいないからな、いじらないよ〜。」
洗い終わった雅紀を湯船に入れてやると、お湯が面白いのかバシャバシャとやりはじめた。
飽きることなく遊ぶ雅紀。
後でAからお叱りをうけていた。笑
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作者名：Rainy | 作成日時：2013年6月22日 22時
