すげぇツッコんでるとこ悪いんだけどさ、うん。狸じゃなくて同じ穴のムジナだからな空?あ、パート15だぜ♪ (ページ5)

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標的258,5　　ひょんな再会ページ5

空に見捨てられ、基地に戻って着替えを済ませた瞬間

ドドォンッ

いきなりそんな轟音が聞こえた

ってか今の明らかに壁とか破壊した系の音だよな？
つまりはアッサリ見つかったってことかようわーぁ…

「ロリコンマシマロだったら本気で息の根止めちまいそうだな…」

イヤ流石にしないけどさ
でも凄い気に喰わないから百回くらい殺したいあの野郎

なんて考えながらツナ缶達と共に轟音の元へ行くと、なんとそこにいたのはザクロさん
なんだこの人かー

拍子抜けしながらも視認しにくい嵐の炎が来てるなーと考えつつスクアーロさんの方を見ると、こちらも同じように視認しにくい雨の炎を放射していた
さっすがぁ！

「野郎ふざけやがって！」

「変な奴だな」

対してこっちまるで気づいてねーし

「てめーらじゃ役に立たねえ…ユニを連れてさっさとここから去れ！！」

全く持ってそのとーりですね

スクアーロの言葉に頷きつつ、オレはAを雪から預かり背負う
逃げるとなると雪の背中じゃ不安定だからなー

「…くー……」

「……っっ」

しかし背負った瞬間、ダイレクトに伝わるAの体温と息遣いに、やっぱり平静ではいられなくなるオレ

い………いやいや落ち着けオレ？
告白し直すにしてももう少し時間置いた方がいいだろうし今は時期尚早だってばよ？
さっきは突き刺さったけどリボーンさんの言葉通りオレとAの関係性は幼馴染なんだからさ！
我慢だ……我慢だオレ……っっっ

「そろそろ一人でゆっくり静かにひっそり暴れてぇ――んだぁ！！！」

なんて己の忍耐力に呪詛のように言い聞かせていると、スクアーロのそんなツッコみどころ満載の叫びが聞こえて来た

「ぷっ」

「矛盾しまくりっ」

そのセリフについ噴き出すオレとリボーンさんでした、まる

「笑ってんじゃねえ！！」

ブゥンっっ

「ってあぶなっ！」

そしたらこの銀鮫、刀で首んとこ狙いやがりましたよ

だってしょうがないじゃん、面白いんだもん

「わ…わかった！じゃあ皆アジトから出ようか！」

それからツナ缶の言葉に全員が頷き、しんがりを名乗り出たスクアーロを残してアジトを飛び出る