すげぇツッコんでるとこ悪いんだけどさ、うん。狸じゃなくて同じ穴のムジナだからな空?あ、パート15だぜ♪ (ページ14)

今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:60,280 hit

今の…… ページ14

遠くてよく見えなかったけど、捕まった腕の一部分が千切れてた！？
いくらなんでもそんなことって…！！

「修羅開匣は、能力の掛け算なんだよ」

信じられない気持ちで見ていると、デイジーサンがそう言い始めて

ギュルルッ

「ひぃいっ！？ちぎれた腕が再生を！？」

いくら炎や遥さんでもそんなことしてるの見た事無いのに！？

「君のボンゴレ匣と僕チンの相性は最悪さ。もう諦めてユニ様の居場所を吐いちゃいなよ」

それでいくなら晴の活性を鎮静する雨か全てを壊す嵐属性が一番デイジーサンと相性がいいんだろうけど……俺大空しか持ってないしな～～～！！
恭弥さん、どうする気だろう？

「要らないな」

でも、そんな俺の懸念は全く必要なかった

「その程度なら武器は要らない」

だって、そう言って立ち上がる恭弥さんは全然焦ってなくて

「校舎を壊した罪で、君を逮捕する」

雲の増殖で増やした手錠を手遊びしながら余裕そうにしていたから

「あいつ…何をする気だ！？」

あの表情って…何か勝算がある時の表情だったような気が…
だとするとデイジーさん大丈夫かな？

「面白い手品だね。だけど手錠をいくつ増やしたところで…同じだよ！」

つい心配になっていると、また二人は戦い始めていて

「僕も同感だよ。―――１０や２０ならね」

そう恭弥さんが不敵に微笑んだ瞬間

ガシャシャシャシャシャンッ

「ぼっ！？」

「嘘ぉっ！？」

なにあの数！？
雲の炎って本当に無制限に増殖できるの！？

「てっ、手錠が拘束具のように！！」

「自切するスピードを上回る雲属性の増殖！にしても…こんな形態になるのか！！」

きょ、恭弥さんの手錠ってこんなことも出来たんだ…！
いっつもトンファーに付属の鎖と化の方が印象強かったけど…

「こんなの…聞いてない！」

「君…死にたがってたみたいだけどそんな甘えは許さないよ。―――締め上げよう」

それから、恭弥さんは圧倒的優勢でデイジーサンを抵抗できないようにしてしまった

と、とりあえず誰も死ななくてよかったぁ…