標的232 チョイス ページ28
それは、地上での散策が終わってから母さんたちに聞いたことだった
「あれ…この空いた席、誰の?」
「あ、それは…クロームちゃんです。帰ってから一回もご飯食べてないんです」
「えっ！？それホントですか！？」
クロームさんがご飯食べてない！？
でも、なんで…？
「ご飯食べれるくらいに回復したんじゃ…？」
「お部屋の前にご飯…置いてきたんだけど」
クロームさん…
「あ、あの俺っ、様子見てきてもいいですか？」
「あっ！そういえば空君達ってクロームたちと仲がいいんだよね？」
え？え…っと…まぁ、確かにクロームさんって…
「はい！皆さん、頼もしい方なので！」
(…あれっ？俺そんなこと言ったっけ？なんか俺と空君達って偶に認識がずれてる気がするんだよなぁ…)
特にクロームさんは昔から遥さんや父さんに凍らされてる骸さんをよく助けてたから、優しくて頼もしい人ってイメージ強いんだよなぁ
「じ、じゃあクロームの様子、見てきてくれるかな？」
「はい、綱吉さん！」
ｸｲｸｲ…
と、そこで下から誰かに引っ張られる
「あれ？どうしたんですかイーピンさん？」
「イーピンも、様子見ニ行、くー！」
イーピンさん…
「そうですね、一緒に行きましょうっ」
「うンっ」
あ、クロームさん何も食べてないって言ってたから何か簡単に食べれるもの作って持ってこうかな？
うーん、でも何を作ってこう？
ｸｲｸｲ…
「コれ、持っ…てき、たい！」
「コレ？って…あんまん？ですか？」
あ、でもいい案かも
「そうですね、あんまんを作ってクロームさんに持って行きましょう！」
「謝謝、媽媽っ」
「いえい…え？」
あれ？なんか今イーピンさんに変な呼び方されたような？
「イーピンにとって空は母親みたいな存在らしいな。……ぷっ」
「ちょ、リボーンさん！？」
やっぱり聞き間違いじゃなかった！！？
ていうか笑わないで下さい！
「はひっ！？それってハルたち、女子力で空さんにビーハインドですか…？」
「あはは、空君すごーい！ハルちゃん、私たちも負けてられないね！」
「イヤ、ショックを受けられても尊敬されても目標にされても困るんですけど！？」
なんで俺、男なのに理想の母親像っぽく見られてるの―――！！？
(……確かに空君、俺の母さんっぽい)
というかクロームさんの話からなんでこんな話になったのか分かんないし！
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アオイ(プロフ) - 柚子sherbetさん» ここは結構前からあったのでようやく書けてよかったですｗそうですよ…あのヘタレ炎がようやく告白の決心ですよ…！何やら感慨深いものですｗ (2014年8月26日 22時) (
レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - 炎が（珍しく）シリアスだ！と思ってｷｭﾝｷｭﾝしてたら、一気に笑いに変えられてしまいました（笑）でもこのテンションの落差が気にならないって本当にすごい技量ですね！て言うか、肝心な処でヘタレてた炎が告白って…遂にと言うか、やっとと言うか。応援してますww (2014年8月26日 10時) (レス) id: 5ee1e287b2 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 炎李.@ﾎﾞﾄﾞ必読さん» 了解です！それじゃパスのコメは消しておきますね！ (2014年8月26日 10時) (レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
炎李.@ﾎﾞﾄﾞ必読(プロフ) - アオイさん» わかりました！では、作ったら報告しますね！ (2014年8月26日 9時) (レス) id: 0ea034fa29 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 炎李.@ﾎﾞﾄﾞ必読さん» お願いしますっ！特にないのでお任せしますね！ (2014年8月26日 9時) (レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年7月4日 23時
