やっぱり行ってないんだ！ ページ14
「お、おいまさかAの奴…」
「どうしよう炎！A多分白蘭さんのところに行っちゃったんだ！」
「……はぁあああああ！？ちょ、オイ待てよ！だってそもそもAはボンゴレ基地で留守番じゃなかったのかよ！？」
「色々あってメローネ基地で合流したんだよ！」
俺だってよく分かってないこと聞かないでよ！！
「じゃ、じゃあAさん本当に敵の大将のところに…！？」
「それはちょっと…やべーのな…」
「おい入江！お前予測してたんならどういうことだよこれは！」
「そ、そんなこと言われても…！彼らについてはこの時代にいることさえ予想外なんだ、僕を責めるのは筋違いだろ！」
どうしよう…！俺が傍にいたのに…！
思わず9年前の、Aが攫われた時が甦る
あの時も俺が傍にいたのに…！
ギュッ…
悔しくて、拳を握った瞬間
「気を付け―――――――！！！！！」
「うわぁあああっ！？はいぃいいい！！！」
ビシイイッ
無線から炎の怒鳴り声が聞こえてきて、咄嗟に従ってしまう
ってこんな時に何をやらせてんだよ！？
「とにかく落ち着けっての！Aが白蘭とこ行ったとしても、本気で嫌なら自力で逃げ切れるはずだろ？浮足立ってもオレらには過去は変えられねーんだからよ」
「炎…」
そっか…それもそうだよね
俺達は遥さんと違って時の力持ってないし、悔やんでばかりいても仕方ない！
それに白蘭さんが一番苦手なのって術士っぽいし、その意味ではAは一番安心できる
炎の言葉に、いくらか落ち着いていたと思ったら
「にしてもなんで白蘭とこにAが行ｋ……あ、そういえばこの世界の白蘭、オレのこと気にしてるっポイって堕王子兄が言ってたわ」
「それを先に言えよ馬鹿ぁああああ！！！」
全然安心できないじゃないか―――！！！
てか堕王子兄って誰！？
「うるせー！とにかく、それならオレも一旦そっちに戻るって！一晩経って戻らないようなら連絡寄越せ？探しに行くから！」
「う、うん……って、Aの顔まともに見れるようになったの？」
「………じゃあな！」
「オイ」
思わず低い声になった途端、無線が切れた
炎…本当に大丈夫なのかな？
ていうか本当にAが白蘭さんとこ行ってたら今頃どうしてるんだろ〜〜〜！！？
いっぺんにいろんなことが起きすぎて、頭を抱えたくなった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオイ(プロフ) - 柚子sherbetさん» ここは結構前からあったのでようやく書けてよかったですｗそうですよ…あのヘタレ炎がようやく告白の決心ですよ…！何やら感慨深いものですｗ (2014年8月26日 22時) (
レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - 炎が（珍しく）シリアスだ！と思ってｷｭﾝｷｭﾝしてたら、一気に笑いに変えられてしまいました（笑）でもこのテンションの落差が気にならないって本当にすごい技量ですね！て言うか、肝心な処でヘタレてた炎が告白って…遂にと言うか、やっとと言うか。応援してますww (2014年8月26日 10時) (レス) id: 5ee1e287b2 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 炎李.@ﾎﾞﾄﾞ必読さん» 了解です！それじゃパスのコメは消しておきますね！ (2014年8月26日 10時) (レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
炎李.@ﾎﾞﾄﾞ必読(プロフ) - アオイさん» わかりました！では、作ったら報告しますね！ (2014年8月26日 9時) (レス) id: 0ea034fa29 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 炎李.@ﾎﾞﾄﾞ必読さん» お願いしますっ！特にないのでお任せしますね！ (2014年8月26日 9時) (レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年7月4日 23時
