昔の話し【2】 ページ8
A「え・・・」
びっくりして目を開けると
西島「どう?」
A「・・・あ、甘いです」
口の中に入ってきたのは甘い甘いチョコレート
西島「目を瞑って、頭の中を無にして
甘〜いチョコレートを食べるのが
俺の集中方法!」
チョコをつまんでいた指を
ペロッと舐めながら、微笑むお姉ちゃんの彼氏
私は、口の中に広がる甘さと
お姉ちゃんの彼氏の指先が
少し触れてしまった唇の一部分の熱さに
動揺しながら
それに気づかれないように
勉強をした
あっという間に2時間が過ぎた・・・
紗英「どう?はかどってる?」
西島「おかえり」
A「わかんなかったとこ
解けるようになったよ」
紗英「隆弘教えるの上手でしょ?」
A「うん!」
西島「そんなことないよ!Aちゃんの
飲み込みがいいんだよ」
紗英「ご飯食べてく?」
西島「いや、明日早いからもう帰るよ」
紗英「そっか」
A「今日はありがとうございました!」
西島「いつでも家庭教師してあげるよ」
A「お、お願いします!」
紗英「ふふっ、A、顔真っ赤!」
************************
紗英「ねぇ、隆弘ってAの好みの
タイプでしょ?」
A「な、何言ってんの?」
紗英「図星だぁ〜」
A「からかわないで!自分の彼氏でしょ!」
紗英「そうだよ」
A「でも、お姉ちゃんのタイプじゃないよね?
お姉ちゃんの好みって、もっとガッチリしてて
目は二重で大きい目が好きだし
キリッとした顔立ちの人が好みだったよね?」
紗英「・・・そうだよね〜でも、すんごく
優しいんだよね」
A「性格に惚れたんだね」
紗英「そうね」
お姉ちゃんが羨ましい
お姉ちゃんは、華奢で色白で美人
どっからどう見ても、女の子らしくて
私とは正反対
頭は良いし、何を着ても似合うし
私の理想の女性
A「・・・お姉ちゃん?大丈夫?」
紗英「・・・ちょっと熱がね」
A「熱があるのに買い物に?」
紗英「・・・私がいたら勉強の邪魔かなって」
A「っもう〜人の事心配してる余裕
ないくせにぃ〜」
紗英「可愛い妹の為だもん」
A「はいはい、ありがと!
早く横になって」
紗英「はぁ〜い」
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はやかわ(プロフ) - んーー!!なになに!展開が予想できなくて最高ですっ。 (2020年10月28日 0時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
tan(プロフ) - はやかわさん» いつもコメントありがとうございます! (2020年10月19日 23時) (レス) id: 5c53102006 (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - 辛い。 妹ちゃん、好きは仕方ないよ!てか、律儀だよっ!!いつも楽しみにしてるので、更新めっちゃありがとうございます! (2020年10月19日 17時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - はぁーー幸せですっ!ありがとうっ隆さんっ、妹ちゃんっ。 (2020年10月6日 13時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - わーー皆とか嬉しい限りですっ!やっっとにっしーが自分から動いてくれたっっ。いつも楽しいです。ありがとうございます。 (2020年10月2日 15時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tan | 作成日時:2020年7月19日 10時