愛tears 2

繋がる想い ページ6

何度も何度もくちづけを


交わし、西島さんのペースに



のみこまれていく自分がいた･･････



たまに目が合う西島さんが



あまりにも優しく微笑むのにたいして



私はどんな顔をすればいいのか



わからなくて、目をそらすと



西島「A、可愛い」



って耳元で囁きながら




少しずつ私の感じる部分を



探し出す･･････



あまりにも慣れてる手つきに



逃げたくて、体を離すと



すぐに引き寄せられてしまう･･･




A「･･･西島さん」




西島「･･･今日だけ･･･今だけで良いから
前みたいに、たかって呼んで」



A「･･････たか」




西島「A･･･」



たかは、何度も名前を呼んでくるけど



好きだとか愛してるとは



言ってくない･･････



だけど言わなくても



私を大切に想ってくれているのが



肌を伝って感じられる･･････



それが凄く優しくて、時に激しくて



幸せに包まれているような温かさ･･････



でも･･･2人には未来がない･･････



なんでもっと普通の出会いが



出来なかったのか･･････



どうして、あなたはちあちゃんと？



どうして、あなたは芸能人で



私は･･････



･･････自然にこぼれる涙を



何も言わずに長い指がぬぐってくれる･･･



まるで私の気持ちが



わかっているよう･･････

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