LOVE 2

約束 ページ16

西島side



これ以上前に進んじゃいけない……


だから、普通の会話で自分をごまかす



裸で抱き合ってる事自体……



普通じゃないけどね……



西島「Aに質問ね！例えば
クイズ〜！！」



A「なに？」



西島「AAAの中で、一番友達に
したいメンバーは？」



A「え〜……秀ちゃんかなぁ」



西島「なんで？」



A「目が見えるようになったら
ゲーム教えてほしい！」



西島「なるほどねぇ〜じゃあ、学校の
先生は？」



A「ん〜〜だっちゃん！」



西島「どうして？」



A「だって、だっちゃんって
頭がすごく良いんでしょう？
楽しくラップにのせて勉強
教えてくれそう」



西島「ふ〜ん……じゃあ反対に
先生になってほしくない人は？」



A「にっしー！」



西島「えっ！？なんで？」



A「すごく規則に厳しそうだから！」



西島「優しい先生だと思うけどな…」



A「スカートの長さとか
挨拶とか、髪型とかうるさそう」



西島「確かに……次は、兄弟」



A「直也くん！お兄ちゃんだったら
優しそう！」


西島「……ちなみに、兄弟で嫌なのは？」



A「……にっしー」



西島「ちょっとなんで？」



A「意地悪されそう…」



西島「どんなイメージだよぉ……
じゃあ、お父さんは？」



A「真ちゃん！」



西島「えっ！？なんで與？」



A「英語がペラペラのお父さん
なんてカッコいいし、たまに海外に
連れて行ってくれそう！」



西島「ちなみに……お父さんに
なってほしくないのは？」



A「………にっしー……」



西島「ちょっといじめじゃない？」



A「だって、門限とか作りそうだし
男の子と話しただけで、怒られそう」



西島「じゃあ、恋人にしたいのは？」



返ってくる返事は、わかってるのに


聞いてみた



A「…………」



西島「聞いてる？」



A「……いないかなぁ…」



西島「は？」


予想外の返事に、拍子抜けした



西島「……Aって、意地悪〜」




A「だって……本音だもん……
にっしーが彼氏になるなんて
考えられない…」



西島「……なんで？」



A「……やっぱりにっしーは
現実味がないっていうか……実際
実在する人物なのか、不思議なの」



西島「俺、ここにいるよ！」

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