LOVE 2

理性　5 ページ14

A「ダメかなって言われても……」


西島「あの医者みたいに
同意なくしたくないから……早く
返事聞かせてよ……」


A「………」



返事に困る私の体は、火照って仕方ない……


こんなに、肌と肌を合わせるだけで



体温が上がるものなのかな……



西島「A」


A「にっしー……あの…」



西島「なぁ〜に？」



すごく近くで囁かれる


A「さっきから、携帯が…」


西島「携帯？」


どこかで携帯のバイブが鳴っている



A「私の携帯……」


西島「……耳が良いな……ちょっと待って……
お母さんからだよ」


手渡せられた携帯に出る



A『…もしもし』



母『A？良かった〜帰ってこないから
なんかあったのかと思って……雨も
凄いし……大丈夫？にっしーと一緒？』



A『うん、一緒だよ！
雨が凄くて、道路が通行止めで
今日は帰れないみたい』



母『今…どこにいるの？』



A『ホテル…』



母『ホテル……そっか…』



友輝「なんだよ！？ホテルって！
ちょっと代わって！」



友輝『お姉！西島とホテルって
ほんとか？』



A『うん』


友輝『うんって……男と二人って
危ないんだぞ！わかってんのか？』




A『にっしーは大丈夫だよ……
(＞ω＜)/。・゜゜・クシュン！！』


友輝『手術前に風邪ひかないように
言われてんのに……雨で濡れて
風邪ひいたんじゃねぇの？』



A『大丈夫だよ！シャワーも
浴びたし』


友輝『シャワー！？どうやって！？
見えないだろ？』



A『にっしーが手伝ってくれたよ』



友輝『……あ？何それ…』



A『今もホテルが停電しちゃって
…クシュン(＞ω＜)/。・゜゜・』



友輝『寒いのか？』


A『にっしーが温めてくれてるから
心配しないで』



友輝『…あ、温める！？西島と代われ！』



A「にっしーと代われって」


西島『はい、もしもし…』



友輝『姉ちゃんに、手出したら
絶対許さないからな！』



西島『彼氏みたいだな…』



友輝『温めるってなんだよ！』


西島『想像してのとおりかも…』



友輝『おい！！』


西島『大丈夫だよ！……今日は我慢する！
約束するよ……んじゃな！お母さんに
よろしく』



そう告げると電話を切った……



A「友輝、なんて？」



西島「それよりさっきの返事は？」

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