LOVE

距離　7 ページ38

西島「……今日は
遅いから帰ろっか」



A「男心、教えてくれないの？」



西島「…………一つだけ……
例えば、こんな肌寒い星空の下
気になる女の子が横に座ってて
寒そうにしてたら、思いっきり抱き締めて
温めてあげたい！キスしたい！
って思ったときに
他の男から貰ったネックレスをつけてたら
それ以上、手が出せない……
っていうか、気持ちが萎える……
これが男心……嫉妬ってやつ…」



A「ふ〜ん、そういうものなんだぁ……」




西島「……言ってる意味わかってる？」




A「うん、すごくわかりやすい！」



西島「わかってねぇな……」



A「すごくわかりやすい例えだったよ！」




西島「…例えねぇ……Aって
天然って言われない？」



A「友輝によく言われるけど…」



西島「やっぱり……」



A「あのね……話は変わるけど
明日、病院に
行って手術するか返事するの……
まだちょっと悩んでるんだ…」



西島「怖い？」



A「怖い……だから頑張れるように
一言下さい！にっしーに言われたら
頑張れそうな気がする」



西島「じゃあ……歌うたう！」




A「ホントに！？嬉しい！」




西島「Aにピッタリの歌
♪ありのままの 君でいいんだよ
なんにも間違ってな〜い
その笑顔以外 欲しくなんかない
顔あげてDon't be shy〜
君が想うより ずっと素敵なのに
まだ君は知ら〜ない
MY PRETTIEST GIRL
君の魅力にみんな勝てない〜
でも君は知らない MY PRETTIST GIRL♪」



A「………」




西島「ダメだった？」



A「ううん…Nissyの歌で一番
好きな歌だったから、感動しちゃって…
こんな風に、男の人に想われる女の子って
幸せだよね〜」



西島「伝わんねぇな……」

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