LOVE

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西島「Aはさ……
目が見えるようになったら
何がしたい？」



A「え〜たくさんありすぎる……
けど……普通の事がしたい」



西島「普通？」



A「うん、普通…自分で選んだ服を
買ったり、雑誌を見てそれを探しに
ショッピングしたり、料理も
習いたいなぁ〜」



西島「料理は上手だってお母さん
言ってたじゃん」



A「味は良いかもしれないけど
見た目がね……おしゃれに盛り付け
したりしたい」



西島「そっか」



A「……それで普通に恋してみたい」



西島「普通の恋？」



A「普通の人と、普通に映画を
見たり、手を繋いでディズニーランドに
行ったり……遊園地のお化け屋敷とか
入ってみたい……ほんと普通の事、たくさん
したい」



西島「普通の人か……」



A「変かなぁ…」



西島「全然変じゃないよ……」



全然変じゃない……でも、俺は



その普通に該当しないだろうな……




A「くしゅん！(＞ω＜)/。・゜゜・」



西島「山だから肌寒いね……」



温めるようにAの肩を引き寄せる



A「あったかい！にっしーって
ホントに優しいよね〜こんな
お兄ちゃんが欲しかったなぁ〜」



西島「……あのさ、一つ言っとくけど」




A「ん？」




西島「お兄ちゃんって、妹が寒いって
言っても、こんなことしないからね！」



A「そうなの？」



西島「そうなの！！もうちょっと
Aは、男心を勉強しないとね…」



A「男心？……難しいなぁ…
にっしーが教えて！」



西島「俺で良いの？」



A「うん」



西島「……どうなっても知らないよ」

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