【刀剣乱舞】これから、風が吹き始めそうなので 参

風が二立ち ページ3

食堂につくと、すでに人がちらほらといた


どうやらお昼ご飯はカレーらしい








スパイスのいい香りが、空腹を刺激する






.......燭台切、料理のレパートリーはどれだけあるの









「長谷部、久しぶりに会うんだろうし、皆と食べてきたら？」


「いえ、私は」






「おっ、長谷部の旦那じゃねーか！俺っちと食べよーぜ」




「おい、薬研」







私の提案に遠慮する彼だったが、そばを通った薬研に絡まれて


`では、お言葉に甘えて`と食べに行った








私はどこで食べようか、と思っていた矢先


こんのすけがドロンと現れた





もっと普通に出てきてほしいという願いはかなわないものなのか









「雲様、お話が」



「分かった、食べながらでもいい？」








了承してくれたこんのすけを席につかせ、燭台切の所に盆をもらいに行く



今日は、こんのすけと昼食をとることになるらしい








「あ、主！今日はカレーを作ってみたよ！」



「燭台切、ありがとう」







彼から盆を受け取って、席に着くと


こんのすけはア○パットをどこからかともなく取り出した







「こんのすけ、話って？」



「えっと、現代に行く許可の話です」








あ、カレー美味しい






レトルトかな


いや、燭台切のことだから.......って！








「許可出たの？！」



「はい。しかし、結果は私もまだ知りません」








彼に促さられるまま、ア〇パットの電源をつける



どうやら、テレビ電話で`結果`が言われるらしかった









「それしにしても......どうしてテレビ電話での通達なのでしょう」




「え、普通は違うの？」






「はい、大抵はメールでの返信になるので」









色々と聞きたいことはあるけど.....



でも許可が下りるならそれでいいかな、なんてね






テレビ電話の機能を付けて、相手が出てくるのを待つ









「使い方はこれであってるよね、こんのすけ」





「はい、あ。相手も来たようです」








途端に画面が切り替わり、高木さん(担当者)の姿が映った






姿を見るのはいつぶりだろうか



まあ、ほかの人間の姿を拝むこと自体が久しぶりかもしれないが








≪お久しぶりです。お元気そうで何よりですね≫




「はい、ところで許可は......」







思わず、固唾を飲んだ

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