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─────拝啓。
最強と謳われた五条先生へ。
前世ではお世話になりました。
貴方の教えがあって、
準一級の呪術師になり、同級生を呪霊から守ることができました。
残念ながら私はそちらには帰れなかったけれど、あの三人は無事にあなたのもとに帰れたでしょうか。
私の死体は無事でしたか。
埋葬してくれましたか。
あなたは、怒ってくれたのでしょうか。
それとも、悲しんでくれたのでしょうか。
それはともかくとして、私は今世は大正時代に転生したらしいです。
死んで彷徨う魂は未来に行くものだとばかり思っていましたが、どうやら過去にも赴くようで。
何も知らない無知で無力な私は、生を授かり5年目で両親を失いました。
"鬼"という存在がその時代にはあり、
同時にまた、その鬼を倒す"
両親に逃され、生命を落とさずに済んだ私は、その鬼殺隊の"
宇髄天元…さま、に助けられました。
前世の記憶を思い出し、大正時代であれば呪術師全盛期、平安時代に立ち向かった
呪力が存在するのでは、と考えました。
貴方や
同級生三人のことを考え、サポートしてくれた
京都校の皆との青春と実践を糧に。
呪力を鬼を滅する刀に宿し、
鬼殺隊の隊員になって鬼狩りとして頑張りたいと思います。
お給料も貰えることだし。
敬具。
「そんなわけで、
「──弟子入りしたいとかマジか、お前」
「大マジです」
P.S.
師範である宇髄天元さまはド派手な方です。
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作者名:無胤 | 作成日時:2022年2月10日 12時