狂愛27,ユナン：リクエスト ページ29
｢ねぇ、なんでユナンはわたしを王に選んだの？｣
2人きりの眺め
ユ｢まさに今の状況を望んでいたから…かなぁ？｣
空虚な部屋
｢でもこれは、わたしの好きな世界じゃないよ…｣
ユ｢僕はAが創る国に興味があった訳じゃないよ
今のAは、まさに絶望そのものだ｣
｢当たり前でしょう…
わたしの国はおろか、周辺の国まで廃れて
人なんてもう何年も見ていない
全部…わたしのせいで…｣
小さな国なのに
あの時表向き合併という形の侵略をせまられて
ムキになって国の人々や周辺国に協力を得て
合併を拒んだ
ユナンが戦前に出たハズなのに
国は全て滅んで
今やこの辺りで普通に生活を出来ているのはわたしとユナンの2人だけ
なんとか生き残ったけれど何も生きる術の無い人々はわたしを非難した
あの一瞬の栄光も滅んだ
ユ｢今こうやって僕にしか頼れない
僕だけしか見ることの出来ない君を
創る為に王に選んだんだよ｣
｢酷いよ…ユナン…｣
ユ｢酷いのは君の方だ
国王になった途端僕を無いものにして
多い時は4日と10時間も会話が無かった
ここまで王になる手助けをしたっていうのに｣
｢まさか、そんな事が理由で
ユナンは国民を…見殺しにしたの？｣
ユ｢人聞きが悪いよ、A
彼らは自分の敗北を確信した時に君を冒涜したんだ
国王を、だよ？
僕がここまで大事に育て上げた君を冒涜するなんて
非国民でしかないと判断したんだ
あの群衆の中に、国に貢献して死んだ者は
ほとんど居なかった
結局ずっと心から君を思っていられたのは
僕しか居なかったんだよ
はぁ…2人きりでこんなに会話を出来るなんて
いつぶりだろうね？
嬉しいなぁ、A｣
｢おかしいよ、そんなの
ユナン…でももうわたし……｣
壊れそう
ユ｢わかるよ、もう僕しか居ないんだろう
この先どんな裏切りがあったとしても
僕だけはずっと味方だ…A｣
歪な愛では何も満たされないけれど
これしかわたしを救う方法が無いんだ…
｢ユナン…｣
ユ｢心から愛しているよ、A｣
狂愛28,シンドバッド：リクエスト→←狂愛26,堀部糸成：リクエスト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽菜 - イトナ君の別パターン書いて下さい。 (2022年8月9日 14時) (
レス) @page28 id: 2834835203 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - はい！千葉君の別パターン書いてほしいです！ (2017年12月11日 21時) (レス) id: fa969f1936 (このIDを非表示/違反報告)
すふれ(プロフ) - リクで、ハイキューの赤葦くんお願いしゃーす！ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 56d1f2b34a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - はじめまして、リクでマギの練紅覇はどうでしょうか？ (2017年10月30日 21時) (レス) id: fd6fe91d43 (このIDを非表示/違反報告)
緑間信者のハナ子ちゃん(プロフ) - リクです!!緑間と高尾と氷室って可能でしょうか!?私の大好きな3TOPです！ (2017年10月15日 22時) (レス) id: 314d1fd2cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋日 | 作成日時：2017年5月11日 2時
