病んでる系彼氏短編集

狂愛11,菅原孝支 ページ12

烏野高校バレー部
新1年生が入り、わたしの彼の菅原孝支は戸惑っていた


菅｢俺よりデカイやつ…｣

｢もう、そんな気にしなくたって
うちの正セッターは菅さんしか居ないですよ｣


自分よりも遥かに大きい1年生の入部に大きなショックを受けている



菅｢そりゃ、譲る気はないけど


デカイ上に北川第一の影山飛雄だろ？
…弱気にもなるよ｣


｢わたしは、ずっと１番のセッターは
菅さんしかいないって思ってますから

大地さんも…旭さんだってきっと｣


菅｢…弱気になったらそこで負けだよな！

後輩の彼女にこんなダサいとこ見せてらんねーべ！
よし、弁当食ったら体育館でトス練すんべ！｣


勢いよく立ち上がり目を輝かせる菅さん

こういう純粋な所が大好き




｢わたしも、練習の手伝いします！！｣



菅｢ありがとな！｣


そう会話していると近くを通った誰かが声をかけてきた



影｢あ、Aさん｣


｢ん？飛雄くん！｣


菅｢？｣


影｢こないだの事なんすけど…｣


｢ああそれはね…｣



部活についての細かい質問をされそれを教えてあげている


だけ、なのに





ー 体育館 ー

なんか菅さん、ちょっと機嫌悪い…？


｢あの…｣

菅｢影山の事、飛雄くんって呼んでんの？｣


｢…え？｣


菅｢俺の事は菅さんのまんまなのに
入って1ヶ月くらいの影山の事は、飛雄｣


｢それは、ごめんなさい
菅さん、ってみんな呼んでるから…つい…｣


菅｢それにA、下の名前で呼ばれてたけど？

いつの間にあんな仲良くなった？｣


｢そういうんじゃないですよ…？


わたしは…｣



菅｢俺の彼女なら、もっと俺だけに依存してくれよ｣



菅さん…どうしたの…



菅｢こっち向いてみ

俺だけの…可愛いA｣


｢…｣


菅｢他の奴らばっか見てんと
いくら優しい狼でも、食っちまうからな｣

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