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狂愛10,赤羽業 ページ11

赤「あ〜あ、逃げるのヘッタクソだなぁ〜

この辺にはでっかい木もあって
最悪このちっこい池に潜ることも出来るのに…

考え抜いた結果がこの茂みなら、暗殺向いてないよ」



「カルマ…くん…」


赤「だいたいAが俺から逃げるのが悪いんでしょ?

渚にあんな近付いて勉強教えちゃってさぁ」


「んんっ」



椚ヶ丘中学校のそばの山の中


カルマくんから逃げていた

そんなカルマくんも今はわたしの目の前で
彼の右手はわたしの両頬を強く潰している



赤「謝らなくてもいいけどさぁ
1回ちゃんと約束しないとまずいよねぇ?

俺以外の男と2人きりとか、近距離とか
許せないんだけど?」

ドサッ

「うっ」



乱暴に地面に叩きつけられカルマくんは馬乗りになった



赤「ほら、どーすんの?

それとも…別れたい?」


「!!」


思わぬカルマくんの言葉に一瞬
そうしたい、と思ってしまった



赤「今一瞬、そうしたいと思ったでしょ」



「えっ」


まずい…


赤「やめてよ、そんなん


俺にはAしかいないの、わかってんでしょ?
Aが俺の隣に居てくれないんなら生きる意味無いし

今すぐ死ねる」



「?!」



何を言ってるのこの人…



赤「ねぇ、間違えても別れるとか言わないで


俺は…なんか間違えた?」





あまりにも弱々しそうで

まるで小さな子どもみたいな
感情をむき出しにした顔をしていて

ただ言葉に積極性があって
別れたら本当にすぐ…



「カルマくん、わたしまだ何も言ってないよ…

わたしも、カルマくんが好きだし
沢山頼りにしてるし、そんな事言わないで…ね?」




赤「…A」




カルマくんは安堵の表情を浮かべて

わたしにキスをした





赤「俺、たまにおかしくなるかもしれないけど
Aが大事でさ…


ほっぺもちょっと腫れてるし、ごめん
学校で手当してから一緒に帰ろう」


「うんっ」




離れられない永遠の鎖





解放されたいと思う事もあまりなくなるほどマヒして、わたしにもカルマくんしか居ないと思わされる





幸せ…かな、今

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作品ジャンル:アニメ
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陽菜 - イトナ君の別パターン書いて下さい。 (2022年8月9日 14時) (レス) @page28 id: 2834835203 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - はい!千葉君の別パターン書いてほしいです! (2017年12月11日 21時) (レス) id: fa969f1936 (このIDを非表示/違反報告)
すふれ(プロフ) - リクで、ハイキューの赤葦くんお願いしゃーす! (2017年11月6日 21時) (レス) id: 56d1f2b34a (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - はじめまして、リクでマギの練紅覇はどうでしょうか? (2017年10月30日 21時) (レス) id: fd6fe91d43 (このIDを非表示/違反報告)
緑間信者のハナ子ちゃん(プロフ) - リクです!!緑間と高尾と氷室って可能でしょうか!?私の大好きな3TOPです! (2017年10月15日 22時) (レス) id: 314d1fd2cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋日 | 作成日時:2017年5月11日 2時

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