九話 ページ10
今日も指名をされてそこに向かう途中に奥から叫び声などが聞こえてきた。
何事かと思えば白髪の男がこちらに走ってきていたのだがその目が明らかに血迷っていて危険だと察知した。
『皆ここから逃げ』
禿「姉様は？」
『うちは少し行くところあるから...そこに行ってから逃げるどす』
禿「はい」
皆をこの場から逃がしては私は路地裏の方に入っていく。
帯の中から拳銃を二丁取り出しては銃弾を入れて後ろを振り返ると屋根の上からさっきのやつが降りてきた。
驚き1度飛び退いては銃を構えて発砲し弾丸は両足の太ももに命中した。
普通ならこれで身動きは取れないはずなのだがまさかの普通に立ち上がりこちらに向かってくるため目を見開いた。
(どういうこと？！...っ...傷が治ってく...人ではないの？)
驚いて動揺したせいで相手がつめよっていたのに気づくのに遅れてしまいもろに蹴りを食らっては壁にぶつかってしまう。
よろけながらも立ち上がりとりあえずここは逃げた方がいいと思い屋根の上に飛び乗り屋根を伝って逃げることに。
逃げていくが相手も追ってきていてとりあえず島原からいったん離れることにした。
少し行くと河原が見えてきたためそこに降り立ち向き直る。
(足を撃ってもダメなら...心臓)
男「ゔぅぁあ！」
『っ！』
バンっバンっ！
2発の弾は1つは肩にもう1つは心臓を狙ったのだが少しズレてしまった。
まずいと思った時は時すでに遅くて腹を蹴られてしまいそのまま吹き飛ばされ川に落ちてしまう。
水の中で薄れゆく意識の中誰かが私を呼んだような気がした。
目が覚めるとそこは見慣れない天井で起き上がり辺りを見渡しても見たことのない部屋だった。
服を見ると着ていたものとは違う普通の着物が着せられていた。
手元には拳銃が置いてありそれを懐にしまい立ち上がった時ふすまが開く音がした。
千鶴「目覚めたんですね！よかった」
『千鶴ちゃん...ということはここは新選組の屯所どすか？』
千鶴「はい！お話はみなさんがしてくれると思います」
そう言われて案内された部屋に入るとみなさんが既に集まっていた。
近藤「目が覚めたか...気分はどうだ？」
『おかげはんで...もう大丈夫どす』
沖田「喋り方戻していいんじゃない？ここは島原じゃないんだし」
平助「確かに！」
『ありがとうございます...でも何故ここに私はいるんですか？』
土方「...俺から話す」
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
