六話 ページ7
新選組の方が来たと聞けば私は先に料理とお酒を運ばせておき下のものにはとりあえず今日は帰っていいことを伝え部屋に向かう。
あれから皆さんには一切会っていないから少し緊張もしてるしなにより怖さもあった。
けど、逃げていてもダメだと思って丁度いい機会だったためこういう席をもうけた。
部屋につけば深呼吸をしてから襖をゆっくりと開ける。
『みなはんお晩どすえ...ようおいでにならはりました...だんはん達のお相手をさせていただきます...Aどす...どうぞ楽しんでおくんなまし』
千鶴(やっぱり綺麗な人だ...えっなんでみなさんそんな驚いた顔を...)
近藤「A...か？」
『お久しぶりどす...近藤はん』
永倉「前よりさらに別嬪になってるぜ」
平助「あぁ」
『おおきに』
私が微笑んでいると近藤さんが私の前に歩いてきては不思議そうに私が見ていると前にしゃがんでは優しく私を抱きしめてくれた。
私はその行為に驚き目を見開いた。
近藤「すまなかった...助けてやることが出来なかった」
『っ...近藤はん...気にせんといてください...花魁というのはいつかはああなる運命どす...それが早いか遅いかの違い...うちはそれよりみなはんにこうしてまた会えたことが嬉しいんどす』
近藤「俺達も...そう思ってる」
最初は心配のが大きかったがやっぱりみなさんはみなさんで変わるわけがなかった。
私は近藤さん達の元でお酌をしながらお話を聞いていた。
千鶴「じゃあAさんは近藤さん達と一緒に昔はいたんですね」
近藤「あぁ！たまに剣術を習いに来ていた」
井上「元々筋が良くてね...総司と渡り合えるのはAちゃんだけだったよ」
千鶴「すごい」
『今はもうやってまへんから弱くなっとどすけど』
沖田「また一緒に相手して欲しいな」
『堪忍しておくれやす...うちでは相手にもなりまへん』
原田「そういや...こんな高い酒用意して大丈夫なのか？」
『ご心配にはおよびまへん...ここはうちが持たせてもらってますので』
山南「大丈夫なのですか？」
『はい、みなはんに楽しんでいただけるならうちはそれでいいどす』
永倉「いいお嫁になれるな...なんなら俺が」
平助「待てよ！しんぱっつぁん！そういうのは良くないぜ」
皆さんの様子を見てるだけでとても楽しくて幸せなのだが心の中は違った。
また皆さんの元にいたいと思ってしまう。
そんなこと無理なのに。
土方「.....」
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
