四話 ページ5
あれから1年が経った。
あの後姉様達は泣いて私に詫びてきたが私からしたら姉様が助かったことが嬉しくて特に苦ではなかった。
ただみんなの前でああなってしまったことに悔いはある。
私は恐れ多くも島原一の花魁という呼び名をもらいそして太夫まで地位をあげた。
いろんな方を相手してきたが新選組の皆さんとはあれから会っていない。
私自身会いづらかったというのもある。
夜の島原の町を付き人を何十人連れて呼ばれた場所に向かう。
そしてそこでいつも通り舞を見せては尺をしてお相手を終えれば帰ろうかと思ったがある芸者を見つけては気になった。
『すんまへん』
雪村「えっ？」
『見かけへん子やけども...新しくはいりんしたの？』
雪村「えっ...あっその...」
『...潜入捜査中どすか？』
雪村「なんでそれを？！」
『言葉が違いんした』
雪村「あっ...すいません」
『謝ることではないどすえ...それより何かお困りのようでしたけど...』
雪村「それが...」
話を聞くところによると出口に向かいたいのだがほかの男の人が月待ってなかなか出れないのだという。
これだけ可愛ければ狙いたくなる気持ちもわかるけども助けてあげた方がいいだろうと思い先導して裏口に向かって行く途中に確かにそれらしき奴はいたがなんてか到着した。
雪村「ありがとうございます！」
『いいえ...新撰組のかたどすか？』
雪村「えっ？」
『さっき話されてた方達の特徴を聞くとそう思ったのでそうかと思いんした』
雪村「そうなんです...いまは訳あって新撰組にいます」
『大変やと思いますけども...頑張ってくんなんし』
私はその日はすぐに置屋にかえると文を用意することにした。
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
