二拾一話 ページ22
今日は松本先生というお医者様が来てくれているらしく健康診断が行われていた。
皆さんの健康診断の様子を陰ながら見ていると千鶴ちゃんが走ってやってきた。
『千鶴ちゃんどうしたの？』
千鶴「あっAさん...あの先生知り合いなんです」
『そうなんだ...綱道さんがらみ？』
千鶴「はい、そうです」
『そのうち診察終わると思うからまた聞いてみたら...千鶴ちゃんも診察するんだし』
千鶴「はい」
少しすると隊士をみんなが終わって千鶴ちゃんはまだやることがあるらしくてここにはいなくて松本先生が私の方にやってきた。
松本「さて、八雲Aさんだね...向こうで診察しよう」
『はい...』
皆さんがものすごい凝視している中私と松本先生は隣の部屋にやってきて胸元をはだけさせては見てもらうことに。
触診などをして貰えばすぐに終わり乱れた着物を元に戻した。
松本「いたって健康だ...ただ胸元にあるあの印は？」
『っ...おまじないの印です』
部屋を出ると永倉さんと平助君が倒れ込んできた。
その後ろで呆れている原田さんと斎藤さんが立っていた。
『何をしてるんですか？』
永倉「いっいや...その」
平助「えーっと...ちょっと」
松本「女子の診察を除きみるとは...はぁ...」
『へぇー...』
松本先生の言葉を聞いては私は冷めた目で2人を見下ろしてからその横を通って歩いていくと二人が後を追いながら謝ってきていた。
それが少し面白かった。
私がそのあと買い物を頼まれたため居なかったのだがすぐに大掃除が始められたらしい。
みんないやいやだったみたいだけど帰ってきた時にはものすごく綺麗になっていてみんな頑張ったんだなぁとものすごく感心した。
次の日には松本先生は帰ってしまうのだけど私は少し気になることがあり松本先生と話をすることに。
『先生...総司君は...労咳なんですか？』
松本「...知っていたのかね」
『...なんとなくですが...そんな気がしてました』
松本「彼にも伝えたが...新選組を離れるつもりは無いと言っていた...すまないが彼のこと見ていてくれるか」
『わかりました』
松本先生を見送ってから私は木の下で考えていた。
私の力を使えば総司君は生きれる。
でも、使うということは私の招待を知られてしまう。
そんなことすればきっとみんなから嫌われる。
どうすれば...。
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
