拾一話 ページ12
新選組の隊士として生活が始まって1ヶ月が過ぎた。
基本的には皆さんの巡察に着いていったり稽古をしたり千鶴ちゃんの家事を手伝ったりしている。
今日は自分の刀と銃の手入れを縁側で千鶴ちゃんとしている。
『千鶴ちゃん見てて楽しい？』
千鶴「はい！刀の手入れはよく見ますけど銃の手入れは見たことないですから」
『そうなんだ...千鶴ちゃんはお父様を探してるんだよね？』
千鶴「はい...きっと何かあったと思うから」
『早く見つかるといいね』
千鶴「はい...そういえばAさんって強いんですか？」
『うーん...そんな強くはないと思うよ』
平助「2人で何してんだ？」
足音が聞こえてきて声をかけられ声のするほうを向くと幹部の皆さんが珍しく一緒にいた。
千鶴「Aさんの銃の手入れを見てました」
永倉「そういえばAちゃんは刀もあるけど基本的には銃を使うんだよな？」
『はい、とある方に教えてもらったんです』
斎藤「とある？」
原田「島原にいて教わることが出来るのか？」
『外出は出来ていたのでその時に教わってました』
沖田「ねぇねぇAちゃんたまには相手してよ」
『総司君手加減しないもん』
沖田「本気を出してきてくれる君に悪いでしょ？」
『...わかったよ』
銃を床に置いては刀を手に取り下駄を履いて中庭に出る。
鞘から刀を抜いては刃の向きを逆にしては峰打ちにするように構えるとまた足音が聞こえてきた。
近藤「おっ二人とも稽古か！」
井上「久しぶりに2人の対戦が見れますね」
山南「なかなか興味深いですね」
土方「そうだな」
近藤さんたちまで集まってきてしまいなかなかやりずらいと思いながら前にいる総司君をみると余裕そうにニヤリと笑っているのを見ると昔とそういうところは変わらないなと思いながら刀を握りなおした。
永倉「審判は俺がやるぜ...はじめ！」
声をかけられれば刀を総司君に向けて動向を伺っているのだが全然隙がなくて踏み込むことが出来ない。
沖田「来ないの？じゃあお先にっ」
『っ！』
私がこまねいていると一気に間合いを詰めてきては心臓にむかって一突きされそうだったためすんでのところでバク転して避ければバク転する時の足を使って手首を蹴りあげる。
すると少し手首の力が弱まったのを見てはすぐに体勢を元に戻してはお腹に向かって峰を向けるがそれを刀で防がれれば力の差で弾き飛ばされ喉元に刀があった。
永倉「そこまで！総司一本！」
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
