クラスのマドンナは8年ぶりに再会してもマドンナだった【ちびまる子ちゃん】 (ページ4)

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あれからみんなと沢山お話しながら食べたり飲んだりしてた。
まるちゃんは念願だった漫画家になれたんだ。
ホント凄いと思う！
他のみんなも今はとても幸せだと話してくれた。
そんなこんなでもうお開きの時間になってしまった。

まる子「もうみんなとバイバイか……寂しいな」

たまえ「……Aちゃんは今どこに住んでるの？」

『駅の近くにあるマンションに住んでるよ』

はまじ「マンションって……最近出来たあのでけぇのか？！」

ブー太郎「すごいブー！」

『そんなことないよ……そうだまたみんな遊びに来てよ！今大学冬休み中で暇なんだ』

まる子「ほんと！行くいく！ね、花輪君」

花輪「えっ……あぁ、そうだね」

少し歯切れが悪そうに言う花輪君を不思議そうに見ていた。
そういえば今日あんまり話してないな。
昔はよく話してたのに……。

大野「じゃあ俺と杉山も行くぜ」

『うん！大勢来てくれれば楽しいから』

まる子「じゃあこの日でいいかな？」

『大丈夫だよ……多分わかると思うけど住所はここで10階の1001室だから』

たまえ「最上階なんだね……やっぱり凄い」

『あはは……じゃあそろそろ帰るね』

時計を見てはそろそろ帰らないといけないと思いみんなと外に出て手を振っていて。

丸山「そういえば何で変えるんですか？」

『えっ……歩いてだよ』

まる子「そんなの危ないよ！只でさえ暗い夜道だし美人なんだから」

『じゃあ……タクシー拾うよ』

花輪「いや……僕が送ってくよ」

『えっ……』

まる子「そういやぁ花輪君お酒に手つけて無かったね……何で来てるのさ」

花輪「自分の車でさ……ちょうどそっちに用事があるから送ってくよ」

『あっありがとう、花輪君』

ということでみんなとはその場で別れて花輪君の車が停めてある駐車場に向かうことになったのだが、その道中一切話すことは無くて何とも気まずい空気が流れていた。
車につくとやはり金持ち……白いベンツのセダンに乗っていた。

花輪「どうぞ」

『ありがとう……失礼します』

助手席の扉を開けてくれればお礼を言って座ると扉が閉まり運転席に乗り込んだ花輪君は何も言わずに発進した。