クラスのマドンナは8年ぶりに再会してもマドンナだった【ちびまる子ちゃん】 (ページ15)

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少しして他のみんなも起きてきた。
大半の人は飲みすぎたせいか頭が痛いなどと言っていた
おそらく二日酔いだろう
けど、私からしたらみんなとこうしてまた一緒にワイワイ楽しめることがこの上なく幸せだったりする。

まる子「Aちゃんは二日酔いになってないの？」

『そんなに飲んでないから』

たまえ「私はすごく頭痛い」

『たまちゃんかなり飲んでたもんね』

みぎわ「鈴城さん…花輪くんと二人っきりで寝たなんて」

後から物凄いオーラを感じて恐る恐る後ろを振り向くとみぎわさんがそれはもう鬼の形相で私の前に立っていて私の肩に手を置いてはそういうため苦笑いしかでない

『あれは王様の命令だったから』

みぎわ「変なことしてないでしょうね？」

『してないよ、気にしすぎだよ』

みぎわ「ならいいけど……花輪くぅん！」

まだ納得はしていない顔だったけどなんとか離れてくれたと思えば花輪くんを見つけては目をハートにして花輪くんの元に駆け寄っていった

まる子「みぎわさんも飽きないね」

たまえ「小学生の頃からずっと好きだもんね」

『そうだね…でも素敵だなって思うよ……誰かを一途に好きでいられるのって』

まる子「そういえばAちゃんは昔から好きな人のこと聞いても答えてくれなかったけど今は？」

『えっ？
私は……今は』

私はふと目の端に映る花輪くんを見た
花輪くんを久しぶりに見た時ほかの人には感じなかった感情があった気がしたけどそれが何かは未だにわかってない

『いないかな、好きな人とかは』

たまえ「そうなの？」

まる子「アンタほどの美女なら選びたい放題なのに」

『お世辞を言っても何も出てこないよ』

恋バナは小学生の時からよく出ていた
みぎわさんが花輪くんのことが好きなのはみんな知ってたけど他のみんなのはまだ曖昧だった
けど小学6年になりそれなりに成長したみんなの恋愛模様は色々変わった
1度すごい事件があった

あれは小学6年のクリスマス会の時だった