ライバルは一番の理解者の巻 ページ14
花輪said
花輪「ん……っ！」
朝日が差し込んでは目を開けると目の前には自分が恋焦がれる貴女が気持ちよさそうに眠っていて、さらにはお互い抱きしめあってるのを見ては空いてる手で自分の頭に手を当ててため息が出る。
花輪(昔もこんなことがあったな……今と違うのはこの気持ちか……)
そんなことを考えては少し喉が渇いてしまったため水でも飲もうと思い名残惜しいが貴女から離れたのだがその際におでこに優しくキスを落とした。
キッチンにつき水を飲んでいると……
大野「俺にもくれよ」
花輪「あぁ」
頭を痛そうにしながら起きてきたのは大野君だった。
そういえば昨日二人はキスをしていた。
本当に羨ましい。
水を飲み終えた大野君は僕の方を見てくるため首を傾げていると……
大野「譲らねぇから……アイツのこと」
花輪「……僕も……同じだよ」
大野「花輪は昨日俺があいつとキスしたことが羨ましいんだろうけどよ……俺からしたらずっとふたりで寝てたお前の方が羨ましいけどな」
花輪「覚えていたんだね……」
大野「残念ながら……酔っていても記憶はちゃんとあるんだよ」
便利なような便利じゃないようなという感じだな。
まぁそう言われてはい、そうですか……と引き下がるわけがない。
大野「でも、大変だよな……アイツかなり鈍感だしな」
花輪「そうだね……そんな所も可愛いんだけど」
そう……彼女はかなりの鈍感娘。
他の人の恋愛に関してはかなり鋭いのだが……。
やはり同じ人を好きになった人同士だとそういうのも分かるものなんだな。
大野「まぁな……俺今日からちゃんとアタックしてくから……お前に負けねぇように」
花輪「僕も……負けないよ」
そう言ってお互い睨むように見ていたら恐る恐ると言ったように声をかけられた。
『何してるの？』
大野「何でもねぇよ……おはよ」
『あっうん……おはよ』
そう言ってはいるが鈴城くんはほんのり頬を赤らめて顔を少し背けていた。
おそらく昨日のことがあるから恥ずかしのだろう。
大野「昨日のキス……良かったぜ」
『っ……記憶あるの？』
大野「おう、バッチリ……俺はお前とキスできて嬉しかったぜ」
『えっ……』
自分の目の前で堂々とイチャイチャしている二人を見ていてきっと今自分を見たら誰が見ても不機嫌だとわかる顔をしているだろう。
花輪(僕は……君を誰かに渡すことなんてしないよ……必ずこの気持ち伝えてみせる)
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恋飴 - この小説めっちゃ好きです！（唐突） 更新、頑張ってください！ (2018年8月10日 13時) (
レス) id: 89cd148e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2017年12月8日 17時
