28story ページ30
あれから少しの間抱き合ってから二人で人目につかないところを通りながら歩いていた。
今まであったことやたわいも無い話をしながら。
『好きな人はできたの？』
安室「昔からよくそれ聞きますね」
『だって気になるじゃない……バーボン結構イケメンだし』
安室「それより外ではコードネームで呼ばないでください……安室透って前にも教えましたよね」
『えっ……あっそうだよね、安室さん』
安室「えぇAさん……さっきの質問ですけど……昔と同じ答えですよ」
『えっ……じゃあ私のすぐそばに居るってこと？』
安室「そういうことです」
昔から同じ質問をして毎回私のそばに居る人だと言うためいつも悩まされている。
首をかしげて考えていると隣で少しため息を疲れた。
『なによ、ため息なんかついて』
安室「まだ気づかないんですね……本当にあなたは鈍感だ」
『私が鈍感？！』
安室「僕が好きなのは……Aさんですよ」
『えっ……』
その言葉を聞いた途端一瞬時が止まったように思えた。
全然そんな素振りはないように思えたのだが……よく考えればアプローチをされていたような気もしなくはなくて。
『ごめんなさい……気づかなくて』
安室「別にいいですよ……この想いが叶うことないの知ってましたから」
『えっ……』
安室「Aさんが好きなのは赤井でしょ……どうせ今一緒にいるのも赤井なんでしょ」
『っ……まさか赤井さんが生きてること……』
安室「知ってますよ……だから返事もいらないです……そのかわり……たまにお茶などしてくれればいいです」
『お茶ですか？』
まさか安室が赤井が生きてることを知っていたとは思わなくて少し驚きながらも申し訳なさに下を見ているとそう言われれば安室の方を見て。
安室「今僕は毛利さんの家の下にあるポアロという喫茶店で働いてるんです……暇がある時に来てください」
『そうなんだ……わかった、また行くね』
安室「はい……それではこれ以上は人目に付くので……気をつけて」
『うん……安室さんも元気で』
安室「……一度だけ許してください」
これ以上二人で一緒に歩いていると誰かに見られるかもしれないためそう言って手を振って離れようとした時に手を掴まれれば触れるだけのキスをされれば優しく微笑まれそのまま去っていってしまった。
その背中を呆然と見てからされたことを思い出しては顔を真っ赤にしていた。
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パステル(プロフ) - 更新お願いします！！続きが気になって仕方ありません！！！ (2018年4月6日 18時) (
レス) id: f1da28cc27 (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - 更新お願いします！凄く面白いです！ (2017年12月1日 1時) (レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きが気になるので更新期待して待ってます！！ (2017年8月25日 9時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
ＭＯＯＮ - 赤井さん！来た来たーーーーー！！！続きが楽しみです！頑張ってください！！ (2017年7月20日 17時) (レス) id: 9677691616 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2017年7月19日 17時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2017年7月17日 4時
