二人の壁【赤井秀一】

15story ページ16

『はぁ･･･』


勢い余って出てきたが服装は沖矢さんの上の服を借りた状態のためいわゆる彼シャツの姿のため流石に大通りはと思い歩いていると。


灰原「なにしてるの？」


『･･･哀ちゃん』


灰原「また悩み事」


『うん･･･聞いてくれる？』


灰原「はぁ･･･最初からこっちに泊まれば良かったのよ」



そう言って門を開けてくれて中に入れてくれた。
博士はもう寝ているみたいで私は哀ちゃんのベットに一緒に寝ることに。
向かい合って寝転びながら話をすることに。


灰原「どうせまた･･･あいつでしょ」


『うん･･･』


灰原「そんなに好きなの？」


『･･･そうだね』


灰原「はぁ･･･今は死んでしまったんでしよ」


『そうだね･･････でも最近沖矢さんからその雰囲気が出てるの』


灰原「･･･あの人がね･･･」


『どう思う？』


灰原「似てるんじゃなくて本人だったら･･･ただ変装をしてる人なのかもしれないじゃない」


『変装･･･』



たしかに顔などは違えどあまりにも雰囲気とか似すぎてる。
それにたまに使う口癖はまんま彼だった。
じゃあもしかしたら本当に彼は沖矢さんなのかもしれない。
でもそうだとしてどうやって声を･･･
あっさっき博士がチョーカー型変声機を作ったとか言ってた。
もしかしてそれを使って。
確かめてみないとわかんないけど･･･


『哀ちゃんありがとう！なんか元気になった』


灰原「あらそう･･･落ち込んだ顔は似合わないわよ」


『ふふっ』


そのまま二人向かい合って眠っていて朝起きた時にコナン君に私の寝顔の写真を撮られてしまって慌てていた。

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