運命【進撃の巨人】 (ページ15)

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14話ページ15

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「どうしてこっちにつこうと思ったの」

手当をしながらそういう為少し考えてみた。
確かに自分でもよくわかっていないただ言えることは･･･

『マルコがいない世界が･･･あまりにも寂しくて･･･恐ろしいから』

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「君の中には今でもマルコがいるんだね･･･羨ましいよ」

『初恋だから･･･彼は』

私はどこか遠いところを見ながらそう言ったためベルトルトはそれ以上何も言わなかった。
手当もある程度終わり立ち上がってこれからのことを考えることに。

ﾗｲﾅｰ「俺達は向こうに帰る･･･まだアニのことも分かってねぇみたいだからな･･･唯一分かってるのは」

『分かってる･･･みんなの邪魔にならないようにやっていく･･･もし自分が危ない目にあったら私を囮に使ってくれて構わない』

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「それは」

『ベルトルト･･･あなたは戦士なんでしょ･･･情はいらないわよ』

ﾗｲﾅｰ「わかった･･･頼むぞ･･･いくぞ！ベルトルト」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「あぁ」

二人は馬に乗ってそのまま壁のほうに向かっていった。
それを見て私は自分の馬に乗りこれからのことを考えているとアニが私の腕を掴んだ。

ｱﾆ「無茶はしないで」

『わかった･･･じゃあね』

微笑んでそう言っては走り出す周りは巨人だらけのためいつ襲われるかもわからない。
とりあえず夜は安全のため近くの廃墟になった村に来た。
周りに特に巨人はいないため馬を繋げて近くの川に行く。

『マルコ･･･』

ふと水面を見た時マルコが写ったような気がして周りを見ると誰もいなかった。
マルコとのこともケジメをつけようと思い馬に乗り壁に向かった。
壁についた時にはもう夜になっていた。
立体機動で壁の中に入りマルコとの思い出の泉に来た。
その橋の上に来て昔のことを思い出した。

『ごめんね･･･待った？･･･なかなか来れなくてごめんなさい･･･今日ここに来たのはね･･･ふふっ･･･分かってるわよね･･････私はあなたより大事で愛した人を作ってしまったの･･･許して欲しいなんて言わない･･･ただ私のことは忘れて･･･安らかに眠って』

そう言ってポケットから巾着を出してそこからマルコから貰った指輪を出してそれを手の上に乗せて目を瞑りながら泉の中に落とした。

(サヨナラ･･･マルコ)