同郷4人組[同郷３人／切] ページ22
訓練がない昼下がり私はあまりみんなに知られていない場所の木の下で気にもたれながら訓練場を見下ろしていると気配を感じ後ろに振り向く。
ｱﾆ「またここだったんだね」
『どうしたの？みんな揃って』
ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「Aがどこにもいないから」
ﾗｲﾅｰ「どこかに行くなら誰かに言ってからにしろよ」
『そうだね･･･』
みんなと私は同じ使命を持った仲間。
でも私はみんなと違う。
巨人の力ももっていない役立たず。
ｱﾆ「ねぇ最近元気ないね･･･どうかした？」
『何でもないよ』
ﾗｲﾅｰ「なぁ･･･昔のお前には戻れねぇのか」
ｱﾆ「ライナー･･･」
ﾗｲﾅｰ「だってよ、昔は無邪気に笑って明るかったのによ」
『ごめんね･･･皆みたいに戦士じゃないから･･･私』
その言葉を聞いて3人とも息を詰まらせた。
皆みたいに力が欲しかった。
対等でいたかった。
でも今は私は向こうでもココでもただの落ちこぼれ。
いつか私はみんなより先に･･･
いつからだろう･･･
こんなにみんなと違うくなったのは･･･
ベルトルトのことが好きだったけどベルトルトがアニをよく見ていてアニの事が好きなんだとすぐに分かった。
だからこの気持ちも失くした。
ｱﾆ「A･･･」
『私のことなんていいの･･･任務頑張らないとね』
頑張って作った笑顔でそう言うと3人ともなんとも言えない顔をしていた。
それから兵士として調査兵団に入った。
ある時3人が何かを話しているのに夢中になっている時に後ろから巨人が迫っているのを見て体が動いた。
3人を思いっきり押してこちらに向かう巨人を少し避けて項を切り落とすがそのまま巨人と一緒に瓦礫の中に突っ込んだ。
ｱﾆ「A！」
ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「目開けて！」
ﾗｲﾅｰ「おい！A」
目をゆっくり開けるとあさったような顔をした三人がいた。
お腹を見ると木の柱が刺さっていた。
みんなは助かったんだ。
『よかっ･･･た･･････みんな･･･の役･･･に立って』
ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「喋らないで！手当を」
『無理だよ･･･じぶん･･･でわかる』
ﾗｲﾅｰ「ふざけんなよっ」
ｱﾆ「うっ･･･」
『３人の友達でよかった･･･最後に見れた顔が3人でよかった』
ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「行かないで･･･僕･･･君が好き」
『うれ･･･しい･･･あり･･･がとう』
震える手で首からネックレスを取りベルトルトに渡しそのまま眠りについた。
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向日葵 - とても面白いです!!!!!!リクエストで104期生の皆で王様ゲームして欲しいです。お願いします!!! (2020年9月21日 9時) (
レス) id: d802e72a2b (このIDを非表示/違反報告)
Fにゃん - とっても面白いです！リクエストでナナバでお仕置きお願いできますか！？ (2018年2月1日 18時) (レス) id: 73317db2a7 (このIDを非表示/違反報告)
千郷(プロフ) - とても面白いですよ！ (2017年6月3日 22時) (レス) id: 80f8429f70 (このIDを非表示/違反報告)
千郷(プロフ) - リクエストでリヴァイのS系お願い出来ますか？ (2017年6月3日 22時) (レス) id: 80f8429f70 (このIDを非表示/違反報告)
黒き怪盗(プロフ) - 桜さん» わかりました！ (2017年6月2日 19時) (レス) id: dc26dd299b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2017年5月24日 22時
