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クラ「・・・で、以上です。なにかご質問は?」
「あの・・・」
クラ「A先生・・・何か?」
「皆さん知っての通り・・・不登校の生徒たちのことで」
クラ「A先生・・・それは後で私が詳しく聞きますので」
「・・・はい」
ジニ「・・・校長先生〜」
クラ「はい」
ジニ「今日は午後休いただいても?」
クラ「何故ですか?」
ジニ「新種のポケモンをについて調べたくて」
クラ「・・・ではこの後お話を、以上で会議を終わりにします」
軽く挨拶をしてから、みんな去っていく。
・・・また話せなかった、校長先生は退学する方向で考えているのだ。
それを止めたいのだが・・・話す機会がなく、それにみんなにも知ってもらいたい。
悪くないってこと。
クラ「ジニア先生 午後休の件ですが」
ジニ「あ、いや やっぱり平気でしたぁ〜・・・なんだか新種のポケモンかと思ったら、コイキングでしたぁ」
クラ「全く・・・そうだ、A先生」
「!はいっ」
クラ「あとで校長室に来てください」
「はい・・・」
クラベル校長が去っていき、職員室は静かになる。
あそこで話すべきじゃなかったかな・・・でも、私以外はみんな代わったばかりだから・・・。
ジニ「何か考え事ですか?」
「はっ・・・あ、いや・・・」
ジニ「A先生は僕たちが来る前からいらっしゃったし・・・生徒への思いはあるだろうから、話・・・聞かせてくれませんか?」
「・・・いえ、大丈夫です」
ジニ「そうですか、ならいいですけど〜・・・あっ今日スカートですね、とっても可愛い〜」
「あ、ありがとうございます」
ジニ「そうだ、呼ばれてたから校長室行かなきゃですよねぇ・・・お気をつけて、あの人怒ると怖いですから」
「心得ときますね・・・失礼します」
ふわふわした人だな・・・。
ダメだ、絆されるな!あの人とは違ったやり方で・・・頑張ろう。
「失礼します・・・あの、クラベル校長」
クラ「お待ちしてました・・・少し聞きたいことがありまして」
「えっ?あ、怒るんじゃなくて・・・?」
クラ「怒る?何故ですか」
「いや・・・あの場でああいう話題は良くない・・・って怒られるかと」
クラ「いえ、そんな・・・あれは教員全員の問題でもありますから、気にしないでください。
で、話を戻すのですが・・・不登校の生徒たちの事情・・・なにかご存知ですか?」
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2023年2月23日 19時