「＜そろそろここで話すのも飽きた＞」竹「疲れるよな･･･流石に」尾「休憩がてら誰かにバトンタッチする？」 ページ22
尾「･･･とにかく！今日のお出かけはなし！」
「えっ･･･」
尾「怪我してる人を振り回せないしな、今日はゆっくり休んでよ」
「･･･ごめん」
尾「謝るくらいなら何があった教えてくれる？」
「･･･いや」
尾「･･･まあいいや！とにかく怪我治して今度出かけよ！」
「そう、だな･･･」
勘右衛門が出ていき、去ってから私も走って医務室を出ていく。
悔しい･･･っ負けたことが、手加減されたことが。
気づけばもう裏裏山まで走っていた。
クソッ･･･。
木に何回も蹴りをいれ、何回も殴ったりした。
拳も足も血みどろ･･･そんなのどうだっていいっ
？「･･･ん？Aか？」
「はっ･･･」
留「やっぱりか、こんなところで何してるんだ？」
「･･･別に何も」
留「･･･なんかあったのか？」
「･･･」
腰を下ろせば食満先輩も隣に座ってくる。
授業中じゃないのか･･･？
まあなんでもいいか･･･関係ないし。
留「やけに落ち込んでるな」
「･･･授業中じゃないんですか」
留「実習が早く終わってここで鍛錬していただけだ」
「鍛錬･･･」
留「にしてもお前 ボロボロだな」
「･･･雑渡昆奈門が学園に来ました」
留「何！？」
「それで戦ったんですけど･･･負けましたっ」
留「いや･･･え？戦った？」
「敵わなかった･･･っ負けたんです！！」
留「相変わらず 負けず嫌いだな･･･俺たち六年生でも敵わないんだ、敵うわけが無い」
「っ･･･」
留「･･･よし！久々に手合わせするか！！」
「は･･･？」
留「いつ以来だ？手合わせは」
「え、いや･･･三年生くらいでしょうか」
留「強くなったか俺が確かめてやる。」
「･･･でも」
留「はぁっ！！」
「ちょっ！？」
容赦なく武器を奮ってくる。
クソっ･･･持っていた苦無で攻撃を受ける
響くのは金属音のみ。
雑渡昆奈門ほどでは無いが、やはり強い。
けど敵わない相手じゃないっ
隙をつき、喉に苦無を押し付ける。
「はぁっ･･･はぁっ･･･」
留「なんだ、落ち込むほど弱くないじゃないか」
「手加減･･･したんでしょう･･･」
留「俺は後輩相手だろうがそんなことはしない、全力だ･･･このお前が今の実力だ。誇りに思え、それに落ち込んでいる暇はないぞ。強くなるためには落ち込む時間なんてない」
苦無を離して、少し俯く。
落ち込む時間なんか無い･･･か、たしかに。
強くなるためには
何かする為には
落ち込んでる時間すらも惜しい。
「＜誰って誰に＞」尾「委員会の後輩？」竹「やめろ、ここ毒虫まみれになるぞ」→←留「俺先輩だよな」「＜関係ない、帰れ＞」竹「ここは先輩後輩関係ないので」尾「まあちょっとはあるけどさ･･･」
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わそ姉大好きリスナー - (^^ω)良き、シスコン有りですの〜勘右衛門と恋仲になってほしいの(^^ω)ルンバ故障中さんの更新待機で待っときますｯｯｯ (2023年1月25日 16時) (
レス) @page19 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 最高！！続きが楽しみです( ◜ω◝و(و " (2022年11月3日 5時) (レス) @page10 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2022年10月12日 0時
