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三「・・・どういう状況」

良「離れろっ」

「見捨てるのか、貴様ァァァァ!!!」

林「苦しいからっ」

三「話ってなんだよ」

「へっ・・・あっいや・・・あのっ」

死ぬ未来しか見えねぇっての・・・っ!!!
つかなんでこいつ汗かいてんだよ、それに息きれてるし・・・。

走ってきたのこいつ?暇なの!?

三「・・・ないなら帰るけど」

「え?」

良「なんか思ってたよりドライだな」

林「Aがよー」

「黙れっ!!!!」

三「・・・じゃ」

「えっ?えっ?なんかいつもと・・・様子・・・違う??」

出ていく三ツ谷を誰も引き留めない
困惑する私たち・・・あいつが不機嫌になることって・・・あるの!?

「えっ怖っ」

林「なんか様子おかしくね?」

良「不機嫌つーか・・・お前何したの!?あの三ツ谷めっちゃ怖いんだけど!?」

「知らねぇよ!!!」


















三「別に・・・俺から話す必要なんてねぇしな」

パーちんの家を出て、自分の家の方面に帰る。
あいつの家にまだ八戒とかいんのかな・・・。

あーなんで俺あんな態度とったのかな。

あいつ、やっぱ・・・ぺーやんとかのが・・・仲良いのかな。
あんなしがみつくの・・・俺にはしないのに。

ウジウジとしてても仕方ないというか。

三「バイク乗って・・・気分転換するか」

場地まだ走ってるかな・・・。
間に合えば合流しに行くか・・・。

『三ツ谷ー』

思い出される声に少し、イラッとする。
走って自分の家に着きすぐバイクにまたがる。

なんでこんなイラついてんのかもわかんねぇ・・・けど。

どうしたって腹が立つ。
この苛立ちがどうすれば収まるのかも・・・俺は知らない。

三「クソ・・・」

好き

嫌い

好き

嫌い

好き・・・。

自分の感情が渦を巻いて、ぐちゃぐちゃになる。
わかんねぇ・・・わかんねぇよ。

けどよ

俺やっぱ諦められねぇのかもしれねぇ。
こんだけイラついてるってことは

それほど必死だったんだよ、振り向かせるのに。

好きって伝えまくりたかったよ。
どんだけ伝えても・・・お前わかってくんねぇしよ!!!

三「イラつく!!!」

俺はあいつが好きで
あいつは俺の事・・・どう思ってるかはわかんねぇ

けどどうしようもなく好き。

どうしようもなく、俺にはどうにか出来ないくらいに。
好きなのに、あっちが・・・俺以外のところに行きそうで。

寂しい。

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林檎よりの檸檬 - 夢主ちゃん面白くてこの小説読み始めました!これからも更新楽しみにしてます!! (2021年11月7日 23時) (レス) @page16 id: 2a754f4eb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年10月15日 19時

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