幸せ 85 ページ37
ふとAの首筋が目に入る
垂れる汗と少し結び損ねた髪が何本か。
汗を拭おうと少し首に触れる
「うぉ！？！？」
その場にしゃがみこむ
そんなびっくりするかな･･･というか可愛げのない声。
なんなら野太い声だった。
「な、何！？なんぞ！？」
羽「いや、汗が垂れてたから･･･ごめん」
「あ、そう･･･そっか、うん」
羽「ごめん、びっくりさせちゃった？」
「ちょっとね･･･」
羽「にしても･･･うなじ綺麗だね」
「あー･･･そう？自分じゃ見えないからわかんない」
羽「ちょっと触るね」
一言声をかけてうなじに触る
指で少し優しく撫でると可愛げのない声が聞こえてくる
羽「可愛げがない声してるなー」
「うるさい･･･」
後ろからAの目を隠して
白いうなじに唇を当てる
少し吸い付けば充血して赤く色づく。
羽「ごめんね、マナルナの隣で寝てていいよ」
「えっあ、うん･･･何したの？」
羽「ん？少し汚れがついてたから拭き取っただけ」
「そうなんだ、ありがとう」
罪悪感が少し湧き上がってくるも少し優越感に浸る。
誰も知らないところでこんな跡つけられてるなんて知ったらみんなどんな顔するんだろう。
好奇心が掻き立てられる
「マナルナの寝顔めっちゃ可愛いなー」
羽「よく寝るね、扇風機つけようか？」
「うん、お願い」
羽「はーい」
扇風機を付けてAの傍から離れる
ちょっとした好奇心に負けて跡をつけてたことは後悔をしてるけど
それ以上にみんなの反応を見たい。
場「一虎もバイクのメンテ終わったのか」
羽「うん、場地よりちょっと早くね」
場「嬉しそうだな、なんかあったか？」
羽「まあねー」
場「よかったな、何があったかは知らねぇけど」
羽「場地ってキスしたことある？」
場「唐突だな」
羽「まあいいじゃん」
場「まあ･･･小学校低学年のときな」
羽「えっ誰と！？」
場「言うわけねぇだろ！」
羽「恥ずかしがるなって！」
場「つか･･･俺らただの好奇心でやった事だし･･･」
羽「へぇー」
場「ニヤニヤすんなよ」
好奇心には勝てないってことだなー。
小学校低学年の時か･･･そういえばAと場地とマイキーはその時くらいに会ったって聞いた気がするな。
場「あいつが覚えてるかは知らねぇけど」
羽「もしかしてA？」
場「ブッ！！」
羽「図星かー」
場「ばっおまっ」
羽「経緯を聞かせて、そうなった」
場「･･･わかったよ」
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ルンバ(プロフ) - 夜月さん» 本当ですか！？あんまり伸びなくてちょっと悲しかったですけどそう言っていただけるだけで100倍元気です！！！更新遅めですがご贔屓にしてください！！！ (2021年8月28日 21時) (
レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - ルンバ故障中さんの小説私が好きな作品ばっかりで、びっくりしました!これからも応援してます！ (2021年8月27日 19時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2021年8月12日 17時
