幸せ 67 ページ19
場地に連れられて喫茶店にいく
席に座って甘いものを1つと飲み物を頼む。
場地はなにか言いたそうな顔をしてる。
「なんか言いたげな顔してるねー」
場「言いたいことは山ほどある･･･けど、お前が元気そうでよかったわ」
「･･･場地、熱でもあるの？」
場「ねぇよ！！」
「まあいいや」
会話をしていると遮るように店員さんが甘いものを運んでくる
頼んだのはパフェと紅茶。
小さいスプーンですくいあげる。
場「美味そうに食うな･･･」
「だって美味いもん」
場「なんか信じらんねぇな･･･人が死んでるなんて」
「･･･まあ現実味がないよね、仕方ない仕方ない」
場「なんで俺じゃなくてマイキーに言ったんだよ」
「私は何も言ってないよ、病院に居たら勝手に来た」
場「･･･あっそ」
「その前に三ツ谷といたから、三ツ谷が連絡したんじゃない？」
場「(あいつ･･･なんで俺に言わなかったんだよ)」
「んまぁ･･･」
甘い生クリームとアイスとチョコが体に染み渡る
そんな光景を場地は眺め続ける
特に話すことなんてなく、無言の空間が続いた。
場「今日は何すんだ」
「また刺繍する、けど三ツ谷が学校だからそれ終わるまでなんかやってようかなー」
場「マイキー達も休むみたいだし、4人で遊ぶか？」
「うーん、どうしよ･･･」
場「つかお前これから･･･家に1人なのか」
「うん」
場「寂しくないのか」
「寂しいに決まってるじゃん」
言ってのけて紅茶を飲む
それにびっくりしたのか少し口噤んでバツが悪そうな顔で外を見る。
場地なりの気遣いなのかもしれないけどちょっとムカつく。
場「･･･悪い、ちょっと聞きすぎた」
「･･･大丈夫」
場「お前･･･その･･･聞かなきゃ言ってくんねぇからさ、めっちゃしつこく聞いた」
「長く付き合ってるだけあるね、まあそりゃたくさん聞くよねー･･･」
場「で、今日何すんだ」
「でも家の片付けと餌あげにいかなきゃ･･･」
場「じゃあお前の家行くか」
お金を払って店を出る
バイクに股がって家へと運んでもらう。
戻るのはいいけど･･･なんかやな感じ･･･。
なんとも言えない雰囲気に家の前で立ちすくんでしまう。
場「何してんだ、入れよ」
「あ、うん･･･」
変わらないまま。
台所には食べ終わった食器、そして私のために用意されたご飯がそのまま置いてあった。
ここの家だけ、時が止まったようだった。
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ルンバ(プロフ) - 夜月さん» 本当ですか！？あんまり伸びなくてちょっと悲しかったですけどそう言っていただけるだけで100倍元気です！！！更新遅めですがご贔屓にしてください！！！ (2021年8月28日 21時) (
レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - ルンバ故障中さんの小説私が好きな作品ばっかりで、びっくりしました!これからも応援してます！ (2021年8月27日 19時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2021年8月12日 17時
