幸せ 65 ページ17
万「一人じゃねぇよ」
滲んだ視界に映るマイキー。
膝にあった手をマイキーが強く握る
万「俺がいる、場地もいるし･･･友達がいるじゃんか！」
「･･･っ」
万「寂しかったらそばに居る･･･悲しかったら俺らに言えよ、絶対受け止める。楽しかったらみんなで楽しもうぜ･･･。
だから、そんな顔しないでくれ･･･そんな顔っ見たくない」
私の額とマイキーの額がくっつく。
マイキー越しにおばあちゃんが見えた気がした。
優しい顔なのに少し寂しそうな顔で。
『ごめんね･･･』
そんなことを言って消えた
私よりも･･･おばあちゃんの方が悲しいはずだ
マイキーの手を強くにぎる
私には友達がいる、優しくて強い友達が沢山いる。
頼れるし･･･みんなかっこいい。
万「･･･お前に会う前にさ、死んだはずのばあちゃんにあったよ。そしたらお前のこと･･･頼んだよって言ってた
ばあちゃんもばあちゃんで･･･心配なんだよ、お前を1人にすること。だから死んだばあちゃんに大丈夫だって思わせてやろうぜ」
「うんっ･･･」
万「葬式とか火葬とかは俺の兄貴頼っていいから」
「ありがとっ･･･」
万「笑えよ、全力で。ばあちゃんに心配かけさせんなよ」
「･･･っうん！」
おばあちゃん･･･心配しなくていいよっ
一人で怖い時もあるかもしれないけどさ･･･。
大丈夫だよ、私･･･1人じゃなかった。
友達がいたよっ･･･頼れる友達が沢山いるよっ
だから心配しないでいいからっ
万「帰ろう、今日は俺ん家泊まっていいからさ」
「うん･･･ありがとう」
手を繋いで2人で歩く
ゆっくりゆっくり前を向いて。
暗い道もマイキーとなら怖くなかった
沢山おしゃべりして、笑いあって。
万「それでエマがさー」
「エマちゃんそんなことするんだー･･･」
真「よっ」
万「あれ、兄貴」
真「俺優しいから迎えに来たぜー」
万「何それ」
真「Aは惚れたでしょ」
「いや惚れはしないです」
真「えっ何それひどっ！！」
「ふふっ･･･」
万「兄貴俺どら焼き食べたい」
真「兄貴にたかるな！」
万「今日くらいいいじゃん」
真「仕方ねぇな･･･今日だけだぞ」
万「やった」
真「Aもなんかいるか？」
「いや･･･私は」
万「こういう時は何言ってもいいんだよ」
「･･･じゃあアイス食べたい」
万「俺も俺もー」
真「気前がいい俺が奢ってやるよ！！」
万「泣きながら言わないでよ」
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ルンバ(プロフ) - 夜月さん» 本当ですか！？あんまり伸びなくてちょっと悲しかったですけどそう言っていただけるだけで100倍元気です！！！更新遅めですがご贔屓にしてください！！！ (2021年8月28日 21時) (
レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - ルンバ故障中さんの小説私が好きな作品ばっかりで、びっくりしました!これからも応援してます！ (2021年8月27日 19時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2021年8月12日 17時
