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五「じゃあとりあえず自己紹介から」

凛と目の前に経つ女性は気の強そうな顔付き。
なんかスケバンって感じだな・・・仲良くなれるかな・・・。

釘「釘崎野薔薇 喜べ男子 女子が2人目よ」

伏「(ウザ・・・)」

虎「俺 虎杖悠仁 仙台から」

伏「伏黒恵」

「鳴神 Aです、よろしくお願いします」

釘「(見るからにイモ臭い・・・絶対幼少の頃ハナクソ食ってたタイプね。名前だけって・・・私偉そうな男って無理、きっと重油まみれのカモメに火をつけたりするんだわ。この子は・・・落ち着いてていい子そうね、萌え袖に眉上の前髪・・・the 都会の女って感じ)」

釘「女の子同士仲良くしましょう」

「えっあ、はい!」

伏「めちゃくちゃ嬉しそうだな」

虎「俺たちのことは見るなりため息ついてたくせに」

なんか笑顔で優しそうな人でよかった
仲良くしよう・・・か、友達いなかったからすごく嬉しい。

「野薔薇ちゃんって呼んでいい?」

釘「いいわよ、好きに呼んで。」

「じゃあ改めてよろしくねっ野薔薇ちゃん!」

虎「女子の空間ってすごいな」

伏「Aのあんなに嬉しそうな顔初めて見たぞ」

虎「それな」

伏「で、これからどこ行くんですか」

五「フッフッフッせっかく1年生全員揃ったんだ、しかも3人はおのぼりときてる。行くでしょ、東京観光」

伏「えっ」

野薔薇ちゃんと悠仁さんはパァァァっと笑顔になる
行きたいところ五条先生にねだってる
東京観光・・・と言ってもな、また迷子になるのやだ

伏「Aは行きたいところないのか」

「迷子になりそうだからこれ以上の散策は避けたい。」

伏「連絡先」

「ん?」

伏「連絡先教えろ、そしたら迷子になってもある程度は大丈夫だろ」

「めっ恵さんっ!!」

伏「それだけで喜ぶな・・・」

急に静かになったと思えば五条先生が行き先を発表するらしい。
カッコつけて言った場所は六本木

六本木・・・か、テレビでよく見るヤツだ

「お金持ちが沢山いるんですよね」

伏「そのイメージは強いな」

五「歩いてすぐだからさ」

「六本木ってそんなに近いんですか?」

伏「いや、普通は電車だ」

しばらく歩くと人気のない路地を入っていく
嫌な雰囲気がビンビンに伝わってくる・・・。
路地をぬけた先には廃ビルがある

ここが六本木?

「なんかイメージの六本木と違うな」

伏「いますね、呪い」

「「嘘つきー!六本木ですらねぇ!」」

「えっ六本木じゃないの」

五「ちょっと君が心配なんだけど」

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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年1月23日 9時

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