威圧的 ページ48
そう、月島さんと影山さんはすごく仲が悪い様子だった
一言多い月島さんは影山さんを煽ってばかりで喧嘩ばかり・・・澤村先輩には止められるし異様なまでの威圧的な雰囲気を醸し出す
月「君はブロックも得意なんだっけ?でもあんまりでしゃばんないでね」
影「てめーこそ吹っ飛ばされんじゃねぇぞ、ヒョロッヒョロしやがって」
「み、味方どうしで争っても点数は稼げないですよ?」
「「うるさい」」
「ヒェ」
田「敵はネットの向こうだっつーの!おい来るぞ!!」
田中先輩の声とともに助走に入った岩泉さんを一斉に見る
高さを競うようにジャンプしてブロックするという事よりも月島さん、影山さんに負けない・・・という雰囲気が漂っている
止めることは出来たが次はどっちの手に当たったのかという事で揉め始めた
私は指先にすらかすりもしなかったという事実です
「あの・・・大地さんがすごい顔でこっちみてますよ」
影「グッ・・・ナイッサァー!」
月「・・・・・・君もなんか言ったら?」
「え」
月「かすったらなら掠ったよくらいさ」
「・・・事実私の指一本にすら掠れてません」
月「だろうね」
「え」
ピ-ッ
笛の音と同時に影山さんがサーブを打つ体制に入る
一つ深呼吸をしてからボールを高く上げて打ったのがわかる程・・・空気を伝って緊張感が肌に刺すように感じる
ボールを目で追うと岩泉さんの方へと高くトスが上がっている
月「次はかするといいね」
「・・・出来れば小指くらいには」
バチン
ボールは勢いを緩めて私たちのコートへふわりふわりと落ちる
セッターに綺麗にかえる前に月島さんはセンターへ私はレフトへと位置をずれる・・・トスが上がる
「レフト!」
影「っA!」
高く上がったボールに飛びつく
目の前にはブロック・・・松川さんと岩泉さんとあともう一人が私のブロックに付く
3年生二人・・・油断すれば止められるっ強打を打っても止められる可能性も高いっ
「内っ側っ!」
ネットタッチを免れるためか間が大きく空いている
そこを狙い腕を内側に断ち切って振り下ろす・・・ボールはコートの線の真上に叩きつけられ弧を描いて宙に舞う、狙った所にボールが落ちる嬉しさと少し無理をして打ったことによる肩への反動が半々で脳内をきつく絞めるようだった
しかしたった一点しか動かない・・・バスケとは違い3Pなどはない、だがそこが面白いと思う
きつく拳を握る手はキシッと音を立てた
642人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルンバ(プロフ) - ライさん» コメントありがとうございます!展開はまた後ほど・・・更新遅いですがよろしくお願いします!! (2018年9月14日 22時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
ライ - この主人公黒尾達にいじられそうですね 更新頑張ってください! (2018年9月14日 22時) (レス) id: a122b4a5b8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 闇音 艦那さん» 本当ですか、私は背が大きい方なので・・・主人公よりは小さいですがも少しで180いきそうで怖いです(( (2018年8月2日 1時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます!頑張って更新していきますのでよろしくお願いします! (2018年8月2日 1時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
闇音 艦那 - 190センチ代…だと?うちは高二で150センチ代なのに!! (2018年7月31日 0時) (レス) id: d662433f8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2017年10月4日 23時