日向の幼馴染は陸上部です。First

肉まん ページ30

影「今回は自動的にスタメンですけど次はちゃんと実力でレギュラーとります！」

菅「えっ！？」

影「えっ？？」

「(邪魔ぽ･･･坂ノ下で肉まん買って帰ろ)」

((ｶﾞﾗﾗｯ

『らっしゃーい』

「あ、肉まん一つください」

『まいどー』

澤「あれ？A」

「あ、先輩」

澤「奢ってやろうと思ったのに」

「悪いからいいですよ」

澤「そうか？あ、次の試合なんだがお前にも出てもらおうと思っててさ」

「え･･･」

澤「烏野で一番身長あるし･･･センスもいいしどこまでいけるか試したい」

「はい･･･頑張ります」

澤「期待してるぞ！あ、肉まん10個ください」

『まいど』

「･･････おいしい」

澤「影山、ちょっといいか？スガも来てくれ」

影「？オス」

菅「はーい」

「翔陽！先帰ってるよ」

日「おー！あれ？今日チャリは？」

「走って帰る」

日「そっかー！じゃあな！」

「ん」

((ﾀﾀﾀｯﾀﾝｯ

田「走って帰るって･･･あいつお前の近所だろ！？走っても一時間以上かかるんじゃ」

日「大丈夫です、あいつフリーランニング？ってのやってて危ないところも近道も簡単にするんです」

田「へー･･･でも不法侵入とかで言われそうだな」

日「ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

月「野生児とかやだやだ」

山「フリーランニングってカッコいいけどね」









塀を越えて、壁を登って･･･

真っ直ぐに真っ直ぐに進む

悴んだ手がつんと痛む鼻が

少し乾燥する目が･･･

感覚を研ぎ澄ます



((ﾄﾞﾝｯ

「っ･･･すみません、大丈夫ですか！？」

『いったァ･･･あ？あぁ、大丈夫大丈夫！』

『前みろクソ川！！』

『いった！？転んだのより痛いんだけど！？』

「えっと･･･」

『あぁ、悪ぃ･･･気にしないでくれ』

『いったいな･･･及川さんの顔を傷つけないでよね！』

『うるせぇうんこ野郎』

「前みてなくてすみません」

及「いいのいいのー、というか君さ･･･そこの塀から降りてきたよね」

「あ、はい」

及「何かやってるの？」

「早く家に帰ろうと･･･」

及「へぇ･･･岩ちゃーんこのあと暇？」

岩「暇だからてめぇに付き合ってんだろうが」

及「君名前は？」

「あ、扇子鷲Aです」

及「暇？暇だよね！遊ぼうよ、一緒に！！」

「え」

岩「おい、人様に迷惑かけんな人外」

及「人外！？」

「･･･あの」

岩「わりぃな迷惑かけて･･･」

及「首がしまってるから！！！」

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