煉獄家 ページ12
「あの･･･」
？「っは、はい･･･どちら様でしょうか」
「胡蝶しのぶ様から言伝を頂いて参りました。Aです、煉獄杏寿郎様はご在宅でしょうか」
？「あ、兄ならいます･･･どうぞ中へ」
私と同じくらいだろうか
それにしてもしっかりしていていい子そうだ
中へ入ると広く大きい屋敷が目に入る
縁側には先日会ったであろう人の姿が写った
？「兄上！お客様です！」
杏「ん？あぁ！この間の！ありがとう、千寿郎！」
千「いえ･･･あ、お茶と茶菓子をお持ちします！」
杏「頼む！」
千寿郎と呼ばれる少年はパタパタと中へ入っていく
･･･うん、とても気まずい･･･そう思いながら庭を見渡す、手入れが行き届いてとても綺麗だ
杏「立ち話をなんだ、ここに座るといい」
「あ、はいっ失礼します」
間を少し開けて座る
ちらっと隣を見る･･･じーっとこちらを見たまま瞬きをしていない
えっ･･･大丈夫なのか、この人は･･･
「あの･･･」
杏「あぁ、すまない！母上に少し似ていたものだったからな」
「母上･･･ですか」
杏「うむ！綺麗な人だった、君のようにな！今はもういないが、寂しくはない！」
「は、はぁ･･･でもいいですね、母上のお顔を知れていて」
杏「君は知らないのか？」
「･･･育ててくれた人の顔はぼんやりとは覚えていますが、本当の父と母の顔は覚えてないです。大して気にしてはいないのですが」
シィンとなった空間を裂いたのは千寿郎くんだった
後ろから襖をあけ、茶菓子もお茶を持ってきてくれた
しかし･･･兄弟よく似ているな
千「お待たせしました」
「あ、ありがとうございます･･･」
杏「ありがとう！」
千「私はこれで･･･失礼します」
「あ･･･」
そそくさとその場を去る
なんか･･･ぎこちない雰囲気だな
そう言えばなんでこの人は私のことを預かるなんて言ったんだ
「お聞きしてもよろしいでしょうか」
杏「ん？」
「何故･･･炎柱である煉獄杏寿郎様が私のことを預かるなど言ったのですか」
杏「なんとなくだな！」
「･･･は？」
杏「君はあの時竈門少年のように暴言など汚い言葉は使ってはいたが、冷静沈着だった
時と場合をよく弁えている、そして何より地獄柱の跡継ぎという所がピンと来たのだ！」
また地獄柱の跡継ぎか･･･しのぶさんはそれには触れなかった
しかし柱のみんなはそれがやはり気になるのか
実際の所私は詳しくは知らない
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猫田尋 - しのぶちゃんより小さいのに健気に頑張る夢主ちゃんに感情移入しちゃいます、頑張って更新してください！ (2020年2月19日 16時) (
レス) id: 0dcbb5e6a0 (このIDを非表示/違反報告)
* - スッゴク面白かったです!世界観とか夢主の性格とかもう何か全部好きです!更新無理せず頑張ってください! (2019年11月21日 0時) (レス) id: 214b799aaf (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - あ、応援してます！！ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - 無惨さん、かっこいい…てか、好きなのか？好きなのか？？恋愛要素あるよね？あるよね？ (2019年11月20日 15時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます！これからも頑張らせて頂きます！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: eb114911f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ故障中 | 作成日時：2019年10月4日 22時
