【忍たま】用具委員会には、引きこもりの五年生がいるそうです。1

尾「（棒とか書いてるし...）」潮「妹をいじめる奴は許さん」「<うわ、シスコンだー>」留「（その妹にバカにされてるのに気付かないのか？）」 ページ7

＝朝＝


「((スヤスヤ」


((ガラッ


「！」


伊「この部屋に何かあるのかい？」


留「あぁ、此処に居る奴も連れて行きたいんだ」


乱「あ、私ここの人と会ったことありますよ」


伊「？いつ？」


乱「一人で医務室に居た時です、上から降りてきて塗り薬頂戴って
言ってました」


留「悪いが、伊作たちは先に校門の前に行っててくれ」


伊「分かった、あとこれ...はい、ここに場所書いてあるから」


留「悪いな」


伊「じゃ」







留「出てこい、じゃないと引っ張る出すぞ...」


「(引っ張り出す...ね、アイツじゃ無理だろ)」


留「早く！！大人しく出てこい！！」


「(このままでなかったら、うるさいんだろうな
仕方ない...でるか)」スッ


留「お、今日は大人しく出てきたな
あと、一日頭巾没収な」


「(は？)」


留「ほら、外せ！！！」


「＜え、ちょっと頭巾なしじゃ生きてけないんですけど＞」


留「は・ず・せ！！！頭巾なしで生きてけない奴なんていねーから！！」


「(うぜー、こいつうぜー...)」


留「((シュルッ」


「(ア″ッ！！)」


留「久しぶりに顔を((ギューッ」


「(せめてこうしていなきゃ顔が見えてしまう)」


留「ちょっ抱き着くな！！！早く離れろ！！」


「＜こうしなきゃ顔が見えてしまうので離れません＞」


留「...せめて、背中側にしてくれ」


「(背中側なら良いんだ...)」


留「よし、じゃ行くぞ」


ズルズルッ「(引きづられる〜)」









留「おーい、伊作ってアレ？」


「＜いないですね＞」


留「あそこにいるのは...きり丸？」


き「あ、食満先輩と後ろにいるの誰っすか？」


「＜久しぶりだね、きりちゃん＞」


き「！A先輩ですか！」


留「何で知ってるんだ？」


「＜一度だけアルバイトを頼んで知り合いになりました＞」


き「何かあると頼んでくれるようになったんです」


留「そうなのか、きり丸はこんなところで何してたんだ？」


き「いや〜、初めは伊作先輩と乱太郎と三反田先輩が居たんですけど
小銭を拾っていたら居なくなっちゃって...」


留「じゃ一緒に行くか？」


き「え？」


「＜今日は、乱太郎たちと薬草摘みに行くんだ
目的地が一緒なら行こうよ＞」


き「はい！行きましょう！！」


留「(何で先に行ったんだ？)」


「(きり丸の事だから独り占めしそうだから、先に行ったのかな)」


留「さ、行くか
つか、いつまで抱き着いてんだ」


「＜押し入れに戻るまで＞」

「＜勘右衛門＞」尾「ん？」「＜団子いる？＞」尾「お、いるいる」潮「尾浜！！妹に手を出したら許さねーぞ！！」→←留「！？」潮「留三郎！！！俺の妹をいじめるな！！」「<キャー、お兄ちゃんかっこいいー((棒>」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す