【忍たま】用具委員会には、引きこもりの五年生がいるそうです。1

尾「いや殴るでしょ！」鉢「笑顔で顔面だぞ！？一つ雷蔵のお面壊れちゃったんだからな！！」「＜知るかよ＞」 ページ36

※若干、内容がRかもです※

「三郎･･･」

鉢「なんだ？」

ふわっとしたいつもの声だった

「追わないのか」

鉢「追わないよ･･･だってもう雷蔵なんかどうでもいいんだから」

ガッと腕を掴み外に投げつける

外には四年生やら二年生が驚いた顔で見ている

鉢「っつ･･･」

「歯ァ食いしばれよ」

三郎の頬を思いっきり殴る

滝「なっ･･･喜八郎！」

綾「うん」

止めに入った滝夜叉丸と喜八郎によって押さえつけられる

飽きた？もうどうでもいい？

滝「落ち着いてください！」

綾「あ、左近！ちょっと先生呼んできて！！」

「ふざけんなよ！クソがっ！！」

暴れ馬のように動く私を見ても動じない

鉢「何が、さっきAだって飽きるって言ったじゃないか」

私の顔で冷たく突き放して話す

「飽きる？あぁ言ったさ･･･同じ味付けの料理、同じ授業内容、同じ遊び！
ソレはあくまでも自分が強いられている事の一つだ！！

それを何だ･･･雷蔵なんかだと？五年間過ごしといて何言ってんだよ！
飽きた？知るかそんな事！！」

鉢「ははっ言ってること無茶苦茶すぎ･･･」

「笑ってんじゃねぇぞ･･･お前にとって雷蔵は何なんだよ！ただの玩具だったのかよ！！」

鉢「雷蔵に飽きた理由がさ･･･お前が原因っていたらどうする？」

「･･･はっ？」

私が原因･･･？

鉢「私がお前の事が好きって言う･･･そうしたらお前はどうするんだ」

「どうもしねぇよ･･･クソが」

鉢「そういう返事が帰ってくると思ってたからさ、こうしてAに変装して少しでも気を引こうとしたんだ」

「･･･それのどこが飽きる原因になるんだ」

鉢「雷蔵には悪いけどあいつは邪魔なんだよ」

「仲間を切り捨ててまで」

鉢「そう･･･お前が欲しいんだよ」

つまらない冗談だ･･･気持ち悪い

綾「(やばっ･･･)」

滝「(力が強すぎるっ)」

「ふざけた事言っんじゃねぇぞっ！！」

滝夜叉丸と喜八郎を振り払い三郎に飛びかかる

しかし三郎は頭巾をとり口元をさらけ出す

鉢「･･･ふっ」

拳をするりと横へ受け流し私の体制を崩させる

腕を頭の上で押さえつけ私の口元の布をとる

「てめっ」

言葉を発する前に口を塞がれる

鉢「んっ･･･」

滝「なっ･･･」

綾「おやまぁ」

冷静になれ･･･たかが三郎なんだ
こいつを一発で仕留めるには･･･

ヌルッと口の中に何かが入って来る
その瞬間、押さえつけられた腕が少し開放され

一瞬の間に襟をつかみ投げ飛ばす

「＜一気に三郎の好感度が100下がった！＞」尾「これは潮江先輩にチクるしかないな」鉢「これ企画したの勘右衛門たちだからな！？」→←「＜でもコイツが髪切ったあとってなんか汚物に見える＞」尾「あぁ、三郎が前に短いのが犬の糞に見えるって言われた」鉢「その後、勘右衛門に殴られた」

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