【忍たま】アイドル学年のファンくノ一は物理的に壁になる

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ﾊﾞﾀｯﾄﾞﾀｯ･･･

善「なんだ？」

「ぜ、ぜ、ぜ･･･」

善「ど、どうしたの慌てて･･･お茶でもこぼした！？」

「み、み、三木ヱ門くんがそこで倒れてて！！」

善「外傷は！？」

「ないです･･･でもタンコブが･･･」

田「うっ･･･」

ｼｭﾊﾞｯ

善「何があった？」

田「うぅっ･･･あれ、ここは･･･」

善「医務室だよ、あー･･･心優しい生徒が運んでくれたんだ」

田「いえ、ユリコの掃除してたら･･･ユリコが暴走して」

善「(暴発かな･･･)」

田「それで頭を打って･･･」

善「でも、無事でよかったよ･･･はい、タンコブの治療終わり」

田「ありがとうございます･･･あの」

善「ん？」

田「運んでくれた人って･･･誰です？」

善「あー･･･名乗るほどの者じゃねぇよ･･･って言って去っていった･･･よ」

田「･･･男？」

善「･･･さあ？」

田「わかりました、今度会ったらお礼言っといてください･･･失礼しました」

善「今日は怪我人が多いな･･･」

「怪我の具合は！？」

善「ん？あぁ、大丈夫だったよ･･･それにしてもよく気がついたね」

「行く途中に倒れてるの見つけて･･･でもユリコそばにあったかな･･･」

善「暴発だったのかな･･･」

田「･･････」

















滝「三木ヱ門 どうだった？」

田「あぁ、多分あの子だろ」

タ「髪綺麗だった？」

田「え？あぁまあ･･･滝夜叉丸にやられて倒れたフリしてたら助けてくれたんですよ、しかも見たことの無いくノ一でした」

綾「その子が熱烈なファンだって言いたいの？」

滝「もちろんだ！！目が覚めたフリをした時にいなかったんだろ？」

田「屋根裏に隠れていた、伊作先輩も知らないフリをしていたから絶対にそうだ」

綾「･･･で、滝夜叉丸は知ってどうしたいの？」

田「そうだぞ、私を殴ってまで向かわせたんだ！なにか理由があるんだろうな！？」

滝「直々にファンサービスをしようと思ってな、ブロマイドを渡し、一緒に写真撮影などなど･･･」

タ「おぉー･･･」

綾「うわっ」

滝「これほどファンサービスが充実してると知れば、あの子も堂々とファンを名乗ってくれるだろうからな！！！」

田「私は滝夜叉丸のブロマイドなんかいらないけどな･･･」

綾「僕もー」

滝「なんだとォ！？！？」

タ「ところで守一郎くんは？」

綾「委員会活動ですよ」

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