【忍たま】アイドル学年のファンくノ一は物理的に壁になる

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「シナ先生ェェェェェ！！」

シ「全くあなたは･･･」

「本当に感謝してます、ありがとうございます、なんとお礼を言えばいいか」

乱「やっぱり来ると思った」

き「面白い光景だ」

し「土下座してる」

シ「貴方･･･いい加減になさい？控えろと言ってるでしょ」

「無理です！！！」

乱「真っ直ぐな眼差しだ･･･」

シ「･･･そんなに夢中になってると、いつか足元掬われるわよ？」

「推しに足元掬われるなら本望です！！！」

シ「ダメだこりゃ･･･」

「しかし･･･もっと隠れ方をしっかりしなくては･･･」

「「「まず隠れてみるのを辞めたらどうですか」」」

「無理！！！！！」

シ「まあ事情は知ってるからなんともねぇ･･･」

し「事情？」

シ「ん？えぇ･･･あの子達に救われたって言うのがあるから」

「「「えっ！？」」」

乱「なんで！？」

き「あんなにうるさい人達に！？」

「それは言わない約束っ」

シ「言わせていただきます」

「そんなァァァァァァ･･･」

シ「この子本当は根暗で弱虫の泣き虫だったのよ？」

「「「え？」」」

乱「そうなんですか？」

「い、いやぁ･･･まあ･･･あははは」

シ「入学してから何も出来なかったこの子が、あの四年生達を見て世界が変わったんですって･･･ね？」

「そりゃあもう･･･あんなに自信に満ち溢れた姿や努力してる姿見てたら･･･私も頑張らなきゃって思えてきて」

シ「それから明るくなって･･･いつの間にかあの子たちの追っかけになってたってわけ･･･」

「えへへへへ･･･」

シ「褒めてないわよ」

「え？」

し「まあ確かに･･･自信には満ち溢れてますね」

き「でも努力なんてしてるようには」

「それは違う！あの子たち･･･ずっと努力して、あんなに武器も使えるようになったんだよ？
その姿見てたらかっこいなぁって思っちゃって･･･そこから推しになりました」

乱「なんじゃそりゃ･･･」

「滝夜叉丸くんだって初めは戦輪の扱い下手くそだったんだよ？三木ヱ門くんも火器については無知、喜八郎くんはまあ･･･穴は昔からほってたけどそんなに深くは掘れてなかったし
みんな努力してあんなにかっこよく、そして逞しくなってるんです！ママは嬉しいよ･･･」

「「「ファンなのでは？」」」

「たまに母性くすぐられるんだよ」

シ「まあ陰ながら彼女は応援もしてるし、支えてたりするのよ」

乱「なんか･･･深い話ですね」

「愛だよ、愛」

き「意味がわかりません」

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