検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:5,552 hit

愛されたかった少女 ページ7

家に帰ったら、相変わらずリビングからは、醜い男と顔も知らない女の関係。




体だけの、関係。




そんな、醜くて滑稽な関係を私は小さいころから眺めてた




引っ張ったらすぐ切れちゃうような関係。



けど、引っ張ったらお父さんに怒られちゃうからそっとして大事にしまってた





私は、小さく息を吐いて自分の部屋に直行。







体だけ愛されてなにになるの




愛はそれじゃないでしょ




さいていでも、私が求めてる愛はそれじゃない







お父さんは、素直だから愛が分かんないんだよね、




しかも、鈍感だから。私がこんなに愛してるの気づかないんだよね







そうだよ、そうなんだよね





そうだよ、今日の日記書かなきゃ






……愛されたいっていう欲望は私の中で日々大きくなっていく気がした








私は、昔のことを思い出した。






母さんの腕の中で私は笑顔だった、




心地よさそうに、笑っていて。




周りから見ても幸せと呼べるほどだった







けど、お母さんは、ある日家を出てから戻ってこなくなった。









いわゆる、私は母さんに捨てられたのだ。









お母さんのことを私は愛していた。





けど、お母さんは私を愛すことに疲れちゃったみたい








けど、いつか愛してくれるって思って待ってても来なかった。









それだけが事実。






愛の証明

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←愛されたかった少女



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , あんさんぶるスターズ , シリアス   
作品ジャンル:泣ける話
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:メガネ@ヤドカリ愛してるさん | 作成日時:2016年10月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。